大企業での長期的な雇用は、安定感やキャリアの発展につながるとされていますが、果たして本当にそうなのでしょうか。
この記事では、新卒から一度も転職経験がなく、大企業で働いている方々に向けて、転職のリスクとメリットについて解説します。
大企業から大企業への転職は比較的スムーズに進むことが多いですが、中小企業やスタートアップ企業、ベンチャー企業に転職すると後悔する可能性もあると言われています。
特に、大企業での経験が豊富な方は、転職によるキャリアの停滞や適応困難性など、ある特定のリスクが存在します。
しかし一方で、大企業での長期的な雇用経験が持つメリットも存在します。
この記事では、大企業での長期的雇用のメリットとデメリットについて具体的に紹介し、転職するかどうかの判断材料となる情報を提供します。
著者について
- 一部上場の大企業に勤務歴20年、大企業のメリット・デメリットを享受してきました
- ブラック職場でパワハラを受けて1年の長期休業から復職した経験あり
- 大企業に就職したメリットを最大限活かして、副業・節税・投資で資産5千万円超え
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は5千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
大企業での長期的雇用のメリット

大企業での長期的な雇用には、以下のようなメリットがあります。
- 安定感と経済的な安定性
- キャリアの発展と成長の機会
- 福利厚生と労働条件の充実
安定感と経済的な安定性
大企業は一般的に安定した経済基盤を持つため、安定した収入や福利厚生を期待することができます。
企業別の平均年収をまとめた結果は以下の通りです。
(統計元:国税庁 平成26年 民間給与実態統計調査結果)

特に男性の平均年収は大企業ほど高くなることが明らかに見えます。
キャリアの発展と成長の機会
大企業では、専門的なスキルや知識を磨くためのトレーニングプログラムやキャリアパスが豊富に用意されています。
自身の成長やキャリアの発展につながる機会が多いです。
例えば私のいるメーカーでは社内でプログラム、CAE解析、IT関連、簿記など自分が興味を持った講義を自由に受けることができます。
福利厚生と労働条件の充実
大企業では福利厚生が充実しており、休暇制度や保険制度など、労働条件が整っていると言えます。
万が一、休業した時も中小企業では1年半しか手当てが出ませんが、大企業では3年間まで手当てが出る場合があります。
復職時には職場を変えられるなど、配慮してもらえるのも大企業だから可能なことです。
大企業での長期的雇用のデメリット

一方で、大企業での長期的な雇用には以下のようなデメリットもあります。
- キャリアの停滞とスキルの狭まり
- ワークライフバランスの課題
- 組織の縦割りやルールに縛られること
キャリアの停滞とスキルの狭まり
大企業では専門的な業務に特化し、他の領域の知識やスキルを広げる機会が少なくなることがあります。
その結果、キャリアの停滞やスキルの狭まりが生じることがあります。
例えば大企業では営業、設計、製造、経理、総務など役割が明確化していて、自部署以外がどういった業務をしているのかわかりづらくなっています。
ワークライフバランスの課題
大企業では、厳しい労働環境や長時間労働が求められることがあります。
厳しいノルマが課せられていて、自分の裁量で仕事量を決められないパターンが多くあります。
ワークライフバランスを重視する方には、ストレスの要因になるかもしれません。
組織の縦割りやルールに縛られること
大企業では組織の縦割りや多くのルールが存在することがあります。
個々の裁量が制約される場合もあるため、自由な働き方が難しいかもしれません。
組織間の仕事の押し付け合いや、上司の権限が非常に強いなどをストレスに感じる人も多いでしょう。
転職のリスクとメリット

それでは大企業から転職するリスクとデメリットを解説していきます。
- 新しいチャレンジと成長の機会
- 独自のスキルセットの開発とブランディング
- キャリアの多様化と自己成長の促進
新しいチャレンジと成長の機会
転職により新しい環境や業界に挑戦することで、自身の成長やスキルの磨き直しの機会が得られます。
大企業は狭い役割の中で仕事する場合が多いですが、中小企業だと複数の役割を一人でこなす必要があります。
その環境を活かせば、多くのスキルを持つことが可能になります。
独自のスキルセットの開発とブランディング
異なる業界や企業での経験は、自身の独自性を高め、市場価値を向上させることができます。
大企業に居続けるよりも、柔軟な視野や変化に対応できる姿勢を身に着けることが可能です。
関わる人間のタイプも大企業と中小企業では違うため、多様な人間関係を築くこともできるでしょう。
キャリアの多様化と自己成長の促進
転職により異なる業界や職種に挑戦することで、キャリアの多様化や自己成長の機会が生まれます。
大企業では決められた業務を長く続けることが多いので、ある期間を超えると成長の速度が下がるリスクがあります。
成長を目的として転職を続けると、最初は減給などのリスクもありますが、長期的には自分の価値を高められる場合があります。
転職するかの判断方法

転職するかどうかの判断は個々の事情によって異なります。
自身の目標や価値観をよく考え、慎重な判断をしてください。
大企業での長期的雇用と転職のリスクとメリットを十分理解し、自身のキャリアをより良い方向に進める決断をしましょう。
最後に
大企業には労働環境において、中小企業より安定していて多くのメリットがあります。
中小企業への転職はそうしたメリットを放棄するリスクがあると考えた方がいいでしょう。
転職後に大企業にいたありがたみに築くという転職者の話はよく耳にします。
一方で転職で得られるチャンスを掴む人もいて、彼らは今の職場に不安があるという理由で転職するのではなく、自分のキャリアやスキルアップを目的にしている場合が多いと感じます。
このブログでは会社員に役立つ節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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