「住宅ローン借り過ぎたのかな?なんでこんなに生活が苦しいの?」
「今からゆとりある生活にするにはどうしたらいい?」
こんな疑問がある人に、住宅ローンを借り過ぎたらどうしたら良いか解説していきます。
住宅ローンは一度借りると返済まで30年近くかかります。
そのため計画を厳しく立てると「こんなはずじゃなかった」ってことになる可能性があります。
この記事では住宅ローンでギリギリになる理由と、ローン返済中にやってはいけないこと、ゆとりある生活を取り戻す方法を紹介します。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 住宅ローンで後悔している人の口コミを紹介します
- 貯蓄能力が無い、返済計画が無謀など住宅ローンギリギリの原因を解説します
- 無謀な住宅ローンの見極め方を紹介します
- 生活が苦しいときは転職や投資、無理な副業などに手を出すのは危険です
- 抜け出すための4つの方法を紹介します
著者について
- 年収500万円の4人家族で築20年の中古マンションに暮らしています
- 住宅ローン2200万円を無理なく返済中、毎月余裕資金を資産運用に回しています
- 節約・副業・投資が趣味で、40歳で4,000万円をオーバーしました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
住宅ローンが無謀だった・・後悔の声
Twitterを探すと住宅ローンを失敗して苦しんでいる人の声が多く見つかります。
様々な悩みがあるので参考にしてみてください。
・苦しい家計がいつまでも終わらない
住宅ローンは1度組むと何十年も返済が続きます。
借り過ぎると返済が終わるまでずっと苦しい生活が続きます。
・住宅ローンのせいで夫婦仲が悪くなった
住宅ローンを無謀に借りると返済で生活が苦しくなります。
生活にゆとりが無いと夫婦喧嘩のもとになります。
・支出が多くて住宅ローンがきつい
税金や養育費が増えてくると住宅ローンの返済がきつくなります。
住宅ローンは減らせないので最初の計画が大切です。
・人生はやりなおせない
人生は計画通りにはいかないので、余裕のない返済計画は危険です。
なぜ住宅ローンでギリギリの生活になるのか?

誰でも住宅ローンを組む時はこんなことになるとは思っていません。
ではなぜ返済を始めるとギリギリの生活に陥ってしまうのでしょうか?
ここで原因を1つずつ解説していきます。
- 貯蓄が無い
- 返済計画が無謀だった
- 不動産業者の仲介で決めた
- 生活費が上がった
- 他にも借入金がある
貯蓄がない
住宅ローンを組む時から貯金がない人は要注意です。
なぜなら住宅ローンの返済が始まる前に、すでに貯蓄能力がない可能性があるからです。
返済で支出が増えれば当然その分が赤字家計に繋がります。
勢いで住宅ローンを組むと、途端に生活が苦しくなって後悔してしまいます。
返済計画が無謀だった
住宅ローンの借入可能額は、その人の年収や金融資産などで決まります。
ですが可能額の範囲内であっても返済が難しい場合があります。
余裕のない返済計画を組むと、家族構成や仕事が変わって生活が苦しくなる可能性があります。
理想的な住宅費は収入の25%と言われています。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
不動産業者の仲介で決めた
住宅ローンを組む時に複数の金融機関で比較しないと、高金利のローンを組んでいる可能性が高いです。
不動産業者はローンの審査が通りやすい金融機関に申請するので、金利の低さで選んでくれないからです。
ですが金利の差は返済総額に大きな差が発生します。
3,000万円借りた場合の返済総額の差(35年返済)
- 金利0.3%:約3200万円
- 金利1.4%:約3,800万円
このように金利が1%違えば3000万円借りた場合の返済総額は約600万円差が出ます。
生活費が上がった
返済当初は無理なく返済できていても、後から苦しくなる場合があります。
多くの理由は生活費が上がることが原因です。
- 授業料や塾代
- 社会保険料や増税
- 食料品や電気代の値上げ
- 親の介護など
生活費は上がるのは簡単ですが、下げるのは容易ではありません。
他にも借入金がある
無謀な住宅ローンの見極め方

住宅ローンの返済が厳しい人はいくつかの危険リストに引っかかっている可能性があります。
該当する項目が無いかチェックしてみてください。
完済年齢が65歳以上
定年を過ぎて収入が落ち込むと、住宅ローンの返済が途端にきつくなります。
現実的に完済年齢が65歳以上でローンを組むのは無謀です。
なぜならそれ以上の年齢になると、年金受給までの生活費が不足するからです。
例えば毎月10万円の返済額だと、60歳から5年間の返済総額は600万円です。
これくらいであれば60歳で退職金で一括返済しても、残額を年金収入までの生活費に充てられます。
月々の支払いが手取りの25%以上
一般的に住宅費の占める割合は25%が理想と言われています。
こちらがフィナンシャルプランナー監修の理想の支出バランスです。

住居費が25%以上占めていると貯蓄が難しい原因になってしまいます。
ボーナス払い分が大きい
住宅ローンの返済でボーナスを当てにするのは危険です。
なぜならボーナスは会社の業績などで変動する可能性があるからです。
特にリーマンショックのときに住宅ローンの返済に困窮する会社員が大勢現れました。
2022年現在、株安や消費低迷など世界各国で景気低迷の兆しが見え始めています。
今ボーナスを見込んで返済計画を立てているなら、早めに見直ししたほうが良いかもしれません。
変動金利なのに返済が苦しい
現在変動金利を利用しているのに返済が苦しい人は危険です。
なぜなら今後も今の低金利が続く可能性が低いからです。
その理由は10年物の日本国債利回りが上昇傾向にあるためです。(下図参照)

2020年には-0.2%というマイナス金利だったのに、2022年6月には一時0.4%を超える金利となりました。
国際的にみても各国の国債利回りは上昇を続けており、日本国債の利回りも上昇傾向が続く可能性があります。
国債利回りが上がると住宅ローンの金利も上がるので、月々の返済金額が増えて益々厳しい生活に陥ってしまいます。
ギリギリの生活でやってはいけないこと
次にギリギリの返済で生活が苦しい時にやってはいけないことを解説します。
年収が大きく下がる転職
生活が苦しいときに転職するときは収入の増減に注意しましょう。
仕事がきついからと言って安易に給料が下がる転職先を選ぶのは危険です。
1度年収が下がる選択をすると次の転職はその年収がベースとなり、這い上がるのが難しくなるからです。
転職を考えるなら一旦家計が大丈夫かどうか、冷静に判断が必要です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
借金があるのに別に借金を作る
住宅ローンの返済中なのに、マイカーローンなど新たな借金をするのは危険です。
確かに住む環境や仕事によっては車が必要ということもあります。
ですが少し不便くらいのレベルで2台目の車を購入するのは危険です。
車の維持費と高金利のマイカーローンで一気に生活苦に陥ります。
車1台で生活する知恵はこちらの記事で解説しています。
リスクの高い投資
ギリギリの生活で苦しいからといって一発逆転にかけるのはやめた方が良いです。
例えばリスクの高い仮想通貨やFXのような値動きの大きい商品などです。
その他にもレバレッジの聞いた投資信託やETFのような商品も危険です。
株高が続いたときに普通の投資信託の何倍も利益を出して騒がれましたが、2022年に入って株価が下がりだすと多くの投資家が莫大な損失を被っています。
追い詰められたときは正常な判断ができなくなってしまうので、注意が必要です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
無理なバイトや副業
住宅ローンの返済は何十年も続きます。
そのため肉体的にきついバイトや、睡眠時間を削る副業で一時的に収入を得ることはおすすめできません。
けがや病気で働けなくなったり、仕事先でミスをして昇進や昇給に影響が出たほうが大きな損失だからです。
体力・精神的に健全は範囲で隙間時間にできる副業を考えてみましょう。
そのヒントは本業のスキルを活かせるかどうかです。
ギリギリの生活を抜け出す方法

最後にギリギリの生活を抜け出す方法を1つずつ解説します。
- 専門家に相談する
- 低金利のローンに借り換える
- 住み替えで住宅ローンを減らす
- 生活費を下げる
生活費を下げる
ゆとりのある生活を手に入れる第一歩は無駄な出費を減らすことです。
特に固定費と言われる毎月必ず出ていく出費を見直せると、継続的に効果が続きます。
光熱費や通信費、保険、サブスク課金などです。
使っていないのに払っているサービスが無いか、より低価格で代用できるサービスが無いかチェックしてみると良いです。
ネット上やこのブログでも節約術を紹介しているので、是非参考にしてみてください。
専門家に相談する
返済が苦しいなら一人で抱え込まない方が良いです。
とはいえ家族や親せきに相談しても、専門的な知識が無いと的確なアドバイスはもらえないかもしれません。
そういう時は「無料の保険相談」などでフィナンシャルプランナーに相談する方法があります。
担当のフィナンシャルプランナーにもよりますが、私が過去に受けた時は無理な勧誘はありませんでした。
住み替えで住宅ローンを減らす
一番効果的に住宅ローンを減らす方法は住み替えすることです。
おすすめは手ごろな中古マンションを購入して借入金を減らす方法です。
マンション価格は一戸建てより落ちにくく、立地などを間違えなければ売却が容易だからです。
ただし新築マンションは元値が高いうえに、最初の数年は価値が下がりやすいのでお勧めしません。
低金利のローンに借り換える
住み替えが難しいなら、住宅ローンの借り換えで返済額を減らす方法を紹介します。
これまで複数の金融機関で比較していないなら、もっと低い金利の住宅ローンに借り換えできる可能性があります。
その時に利用したいのが一度に複数の金融機関を比較できるサイトを利用することです。
例えばモゲチェックだと審査に通るかどうかを過去のデータから判断してくれます。
そのため何回も金融機関に審査を申し込む手間がかかりません。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
最後に
無謀な住宅ローンを組んで、ギリギリの生活をしている人が抜け出す方法を紹介してきました。
今後ますます増税や物価高などで出費が増えることが予想されます。
早め早めに出費を減らす、住宅ローンを見直すなどで貯蓄を始めるとゆとりある暮らしが遅れると思います。
このブログでは平均的な収入の会社員が毎月貯蓄を始めて、資産形成を進めるノウハウなどを紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事の参考文献・関連サイト
- 井上悠著「あなたを住宅ローン危機から救う方法」
- PRESIDENT Online「住宅ローン金利がジワジワ上昇…(以下略)」
※関連記事です
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