「家計簿つけてるけど効果が出ない・・予算管理が必要?」
「将来のために予算を立てて家計管理したいけど、どうしたらいい?」
こんな疑問がある人に、予算の立て方について解説していきます。
予算機能のない家計簿は、採点結果を見ずに模擬試験を受け続けているようなものです。
それでは自分が志望校合格に近づいているのか、さっぱり分かっていません。
あえて言えば自己満足です。
そんな受験生いませんよね?
それなのに多くの家計簿に予算機能が無いのは、面倒でわかりずらいからです。
この記事ではエクセルを使って、簡単にできる予算の立て方を紹介します。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 予算がなぜ家計簿に必要なのか解説します
- 予算の立て方のポイントを4つ紹介します
- 予算を立てる5ステップを詳しく解説します
- 家計簿を続けるテクニックを紹介します
著者について
- エクセルテンプレートの家計簿「毎月5分家計簿」を3年以上続けています
- 節約が趣味で、4人家族で生活費は月27万円に到達しました
- 節約・副業・投資を駆使して30代で資産4000万円に到達しました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
家計簿の予算の立て方はこれだけでOK

家計簿をつけたいと思っていても中々続かない人が多いかもしれません。
その理由は家計簿を続けても効果が出ないからではないでしょうか?
予算の立て方が重要な理由
家計簿をつけても効果が出ない大きな原因は、予算を立てていないかもしれません。
先々月は支出が35万円、先月は30万円で、今月は33万円だけど使いすぎなの?
予算がないとお金を使い過ぎかどうか判断ができません。
その時々はなんとかなっても、将来のリスク管理は不十分です。
気が付いたら住宅ローンが返せない、子供の養育費が足りないなんてことになってしまいます。
自分の収入に対して、支出をいくらに管理すればよいかは将来設計に重要なポイントです。
予算の立て方のポイント・注意点
予算の立て方に大切な考え方を4つ紹介します。
- いきなり予算を立てない
- 目標を決める
- 固定費から節約する
- 変動費を無理に下げない
いきなり予算を決めない
「確かに予算って大切だよね。よしでは我が家は毎月25万円でやりくりしよう!」
という感じにいきなり予算を決めても上手くいきません。
現在の支出とかけ離れていれば、到底達成できないからです。
また目標額を達成できても、それでは不十分の場合もあります。
目標を決める
目標を決めるには根拠が必要です。
根拠には以下のように具体的な数値が必要です。
- 自分が今いくら支出があるのか
- いくらなら節約できそうか
- 何年後にいくらお金を貯めておきたいのか
目標は実現可能な計画があって、何のためにそのお金が必要なのか具体的に考えます。
固定費から節約する
自分の今の支出を把握して貯蓄目標が決まったら、達成のために支出を減らすことが重要です。
その際はまず固定費から節約します。
固定費の内容
- 家賃
- 通信費
- 保険代
- 光熱費
理由は固定費を節約すると、翌月以降も効果が継続するからです。
そのため少額の節約でも、長期的に大きな節約効果を生んでくれます。
変動費を無理下げない
固定費を下げたら、次は変動費の節約に進みます。
変動費の内容
- 食費
- 衣料費
- お小遣い
- 交際費
- 娯楽費
変動費は月ごとにばらついていて、一見すると無駄が多いように見えます。
ですが変動費を下げても翌月には効果が続きません。
使いすぎは問題がありますが、無理に変動費を下げるとストレスの原因になってしまいます。
『予算の立て方』の5STEP

それでは具体的に予算の立て方を5ステップで解説します。
- 1か月分の家計簿をつける
- 目標を決める
- 節約方法を決める
- 不定期収入・支出を把握する
- 予算表を作って管理する
STEP1.1ヵ月分の家計簿をつける
予算を立てるためには、現在の収入と支出を把握する必要があります。
最初は面倒ですがまずは1ヵ月分の家計費を記録しましょう。
内訳は人ぞれでOKです。
自分が分かりやすいように決めましょう。
いかが我が家の節約前の家計費です。

STEP2.目標を決める
次のSTEPで貯蓄額の目標を決めます。
- 10年間でマイホームの頭金1000万円を貯めよう
- 子供の大学資金800万円を5年で貯めよう
- 収入の10%は貯金しよう
こんな感じで決めていきます。
そうすると現在の家計からどれだけ節約すればよいか決まります。
STEP3.節約方法を決める
続いて目標に到達させるため、項目ごとに節約額と節約方法を決めます。
固定を優先で考えて、足りない場合は変動費に手を付けます。
我が家の例で説明すると、毎月5万円投資に回すため10万円の節約に取り組みました。
各項目ごとにどのような節約方法を採用するか検討して、以下のように取り組みました。

「いや、どうやって節約金額や節約方法を決めればよいか分からないよ。」という人は、ネット検索で色々な方法が紹介されています。
自分に合う方法を選んで取り入れればよいです。
このブログでも効果が高い方法を選んで紹介していますので、興味がある記事があれば是非お読みください。
STEP4.不定期収入・支出を把握する
続いて1か月の家計簿に現れなかった、不定期収入・支出を洗い出します。
不定期収入・支出の例
- ボーナス・・7月〇〇万円、12月○○万円
- 配当金・・5月〇万円
- 固定資産税・・6月○○万円
- 自動車保険・車検・・9月〇万円
- 年払い費用(NHK受信料、JAF、保険など)
これらを洗い出すことで予算がより、実際の収支と合致してきます。
精度よく予算を立てるのに大切なステップです。
STEP5.予算表を作って管理する
最後に予算表を立てて、毎月の家計を記録します。
- 1か月分の家計簿を1月から12月までコピーする
- 不定期収入・支出を該当の月に記入する
- 貯金の欄に「収入ー支出」を入力する
- 実績を毎月1回記入する

拡大するとこんな感じです。

以上が予算の立て方になります。
この予算表を作れば、1年中いつでもお金の使い過ぎをチェックできます。
それにより計画的にお金を使えるようになります。
毎月5分で予算管理を終わらせる方法

予算を立てて家計を管理することは将来設計に非常に大切です。
ですがやる気で始めても長続きしない人が多いのが現実です。
その理由は手間がかかって続けられないからです。
それでは最後に手間のかからない、毎月5分で完了する家計簿の付け方を紹介します。
マネーフォワードに登録する
マネーフォワードを使えば、自分の収入と支出を自動で家計簿につけてくれます。
手書きやアプリと違って自分で入力する必要がありません。
そのためにやることは、以下の通りです。
- マネーフォワードでアカウントを作る
- 使っている銀行口座、クレジットカードなどを登録する
マネーフォワードには他にも、多くの機能がありますが、この2つだけで大丈夫です。
これで毎月の収支管理と資産管理ができるようになります。
クレジットカードで支払う
マネーフォワードを最大限有効活用するために、日常の支払いや自動引き落としはすべてクレジットカードにしましょう。
- 公共料金、携帯、インターネットなど
- Amazonや楽天など
- スーパーやコンビニの支払い
- 外食
- 塾など習い事
現金しか使えないところは今は珍しくて、ほとんどすべての支出が自動で各項目に振り分けできます。
エクセルテンプレートを利用する
ただ家計簿をつけるだけなら、ここまでで大丈夫ですがマネーフォワードには予算機能がありません。
そこで私は、マネーフォワードのデータをコピーして、エクセルに張り付けるだけで自動で予算管理できるようにしています。
私が使っているエクセルの参考グラフ画像を紹介します。
全体イメージ

実績管理覧(左上)

項目別グラフ覧(左下)

予算管理覧(右上)


こうしたテンプレートを用意すると、毎月一回マネーフォワードのデータをコピーして貼り付けるだけで1か月分の家計簿が完成します。(所要時間5分)
さらに詳しい内容はこちらの記事で紹介しています。
最後に
ここまで家計簿の予算を立てる方法について解説してきました。
今後の日本は税金や社会保険料は増えて、給料や退職金、年金は年々下がっていくことが予想されています。
そのため早いうちに将来設計を考え、家計簿で予算管理する必要があると思います。
我が家では10年以上前から家計簿をつけ始め、色々な方法を試すも続かず断念を繰り返しました。
その後2018年からマネーフォワードを使い始め、エクセルテンプレートを試行錯誤しながら改良を続けて、今の形に落ち着きました。
その結果、毎月5分家計簿をつけるだけでお金の不安から解放されることができました。
家計簿をつける最初の1歩は面倒くさい物ですが、始めてしまえばつけない方がストレスになります。
さらに詳しい家計簿に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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