「いつまでたっても給料が上がらない、将来が不安だ。」
「昔から何をやっても上手くいかない。毎日が苦しい・・」
「仕事がつらい。人間関係に疲れた。」
こんな悩みを持って生きていると、毎日しんどくて生きることに疲れてしまいますよね。
これから残された長い人生を創造すると、余計に暗澹たる気持ちに落ち込んでしまいます。
私もうつ病経験者で毎日生きるのがしんどい、会社を超休業した時期がありました。
その時にどうすれば楽に生きられるかを考えて行動して、現在は復職して楽しく会社生活を続けています。
この記事ではその時に学んだこと、実践して効果があったことを紹介していきます。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 年収は勝ち負けの判定をされる分かりやすい指標です
- 負け組人生は一度入り込むと抜け出せないリスクがあります
- 給与が下がり続ける中、だれでも負け組になってしまう時代です
- 他人と比べる、他社に依存するなど負け組の原因を紹介します
- 負け組をやめるためにできる方法を紹介します
著者について
- 35歳で人間関係によるストレスでうつ病を発症して1年半の休職を経験
- うつ病の休職中に会社に依存しない生き方を目指して資産形成を始めました
- 40歳で専業主婦の妻と2人の子供を養いながら、節約・副業・投資で資産4千万円達成
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
負け組人生とは。勝ち組との生き方の違いは

負け組人生と勝ち組人生の格差
「人は皆違う個性があるのだから、人と比べても仕方がない」
こんな言い方がありますが、実際には多くの人は他人を見てつい自分と優劣を比べてしまうと思います。
職業や肩書、年収や家族構成などで負け組・勝ち組を見分けていないでしょうか?
一番わかりやすいのは年収で区切る方法です。
なぜなら収入が低いと良い会社に勤めていない、学歴が低いのではと勝手に想像されてしまうからです。
年収が低くて未婚の人は「給料が低くて結婚できない」と見られがちですが、年収が高いのに未婚だと「自由な生活が好きな人なんだ」とポジティブに見られたりします。
負け組人生の幸福度
負け犬人生と感じている人の多くは幸福度が低いと感じているでしょう。
幸福度を左右する要素はいくつかありますが、明らかに影響を及ぼすのが「年収」「結婚・未婚」です
2020年1都3県で20代から50代男性を対象に調査した、年収と結婚・未婚に関する幸福度調査を紹介します。

まず赤線の既婚者が青線の未婚者を、どの年収帯でも上回っていることが分かります。
年収で見ると既婚者は明らかに高いほど幸福度が上がり、未婚者は年収1000万円で頭打ちになっています。
負け犬の年収と未婚率
先ほどの調査に、さらに負け組人生と勝ち組人生格差を生む残酷なデータを紹介します。
こちらは東京都で行った年収別男女の生涯未婚率のグラフです。(2017年)

男性の場合、年収が高いほど未婚率は明らかに下がっています。
そうなると年収が低いと結婚もできないから、ダブルで幸福度が下がることになります。
もちろん幸せは年収や結婚だけで決まるわけではありません。
生き方も多様化していて、多くの選択肢から自分に合った生き方を選ぶ時代に変わっています。
とはいえ、「もっと給料を上げたいのに上がらない」「結婚したいけどできない」という人も一定数いるので、全体的には年収と結婚は幸福度を下げる要素になっているのです。
負け組になるリスクとは
日本社会は一度負け組になると抜け出すのが難しい構造です。
それは学歴社会の影響や、転職で給料が上がらないといったことが原因にあります。
低い給料でスタートすると這い上がるのが困難な社会といえます。
そうなるとこの先の人生ずっと負の連鎖が続いていきます。
負け組人生に起こる負の連鎖
- 就職先に恵まれずスキルが身につかない
- 転職しても給料が上がらない
- スキルが無いから出世できない
- 加齢とともに転職先が無くなる
- 加齢でリストラ要員になる
- 現役時代の収入が低くて老後の年金が少ない
普通に生きていても負け組になる時代
これからの時代はさらに厳しい状況が進んでいくと思います。
その理由は会社員の実質賃金が30年間上がらず、最近は円高やインフレで下がり続けているからです。
1990年から2019年までの物価・賃金指数を紹介します。

特に注目すべき紫色の「実質賃金」は右肩下がりで、この先も上がるきっかけはありません。
今後は年金も減額されて、お金のため・生きるために仕方なく定年後も働く人がほとんどでしょう。
好きなことで稼いで働き続けられるのはほんの一握りの勝ち組といえます。
負け組じゃない生き方はできる
一握りの勝ち組になるのは難しくても、負け組から脱却することは難しくありません。
それは贅沢をしなくても自分なりに楽しい生活を見つければ、高い収入は必要ないからです。
35歳の時に私はうつ病で長期休業、その間の収入は休業前の6割程度まで下がりました。
貯蓄は減り続け、生活費を下げることを余儀なくされました。
そんなピンチが私の人生を変えました。
家計簿をつけるようになり、支出を見直して生活費を月10万円近く下げることができ、6割の収入でも貯蓄ができるようになりました。
復職後も生活レベルを維持しているので、増えた分の給与はそのまま投資に回しています。
さらにWEBライターを初めて副業収入も増やしたので、この先給与が下がってもお金の不安はなく生活ができると考えています。
私にとって30代でこのことに気付けたのは本当にラッキーでした。
普通の人はそこまで追いつめられ無いのでやらないだけではないでしょうか?
負け組人生に疲れてしまう原因とは

給料が減っていく厳しい時代ですが、誰しもが苦しいと感じているわけではありません。
多くの人が陥りがちな罠を1つずつ解説します。
他人と自分を比較してしまう
自分より優れている人、恵まれている人は周りを見渡せばきりがないですよね。
近年は普通の個人でもSNSで情報発信できるようになりました。
それにより今までと違ってタレントなどではなく、普通の人と自分を比較する機会が増えています。
同じ会社員なのに優れた能力を持っている、贅沢な暮らしを手に入れている・・
こんな思考を持つと自分が負け組だと無意識に刷り込まれてしまいます。
失敗を他人のせいにする
何か失敗すると他人や社会のせいにすると、その時は楽になれるかもしれません。
- 年金が減るのは社会が悪い
- 給料が上がらないのは会社が悪い
- 仕事のミスは上司の教え方が悪い
- 学歴が低いのは親のせい
ですが根本的な解決になっていないので、同じ失敗を繰り返す恐れがあります。
起きたことはもうどうしようもありません。
スキルを身に着けたり、副業収入を増やしたり行動を起こす必要があります。
仕事がつらいのに辞められない
不満ばかりの職場でストレスで抱えているのは、人生の満足度を大きく下げてしまいます。
仕事が全然楽しくない、人間関係が辛いのにお金のために働き続けるのはしんどいですよね。
そうはいっても簡単に辞められないし、辞めたらもっと過酷な未来が待っているかもしれません。
ですが我慢し続けるとうつ病などメンタル疾患の原因になってしまいます。
どんなにいい給料でも人生を楽しめないと負け組になってしまいます。
いつでも将来を不安に感じている
いくらお金があっても、どんなにいい会社に勤めていてもに絶対に安全な未来などありません。
悲観的な考えの人は見えないリスクまで考えて、今を楽しむことができません。
そうすると貯金がいくらあってもお金の不安は消えません。
いい上司に巡り合っても、その上司がいつ異動するかビクビク過ごすことになります。
相談できる人が周りにいない
仕事で嫌なことがあったときに相談できる人はいるでしょうか?
もしそういう信頼できる人が周りにいない人は要注意です。
一人で抱え込んでしまうと、知らない間にストレスが溜まってメンタルを病んでしまいます。
愚痴を聞いてもらうだけで、ストレスの発散に大きな効果があることが分かっています。
辛い負け組人生をどうすればいいのか。生き方を変える方法

負け組人生を回避する方法を1つずつ紹介していきます。
やりやすい方法から試してみてはどうでしょう。
SNSを見るのをやめる
SNSをやめると他人への関心が薄れて、他人と自分を比較する機会が減ります。
自分の価値観を大切にして、自分がどうしたら楽しいのか、この先どうしたいのかに注目しましょう。
そうすると他人が持っている多くのものが必要ないことに気付くと思います。
僕の場合は家族と気の合う友人がいて、趣味のサッカーができれば満足だと気づきました。
金食い虫のスポーツカーは手放し、一攫千金狙いの短期トレードもやめました。
人間関係を変える
自分の周りにやたら自慢したがる友人はいませんか?
自分が国内旅行に行った話をすると、海外旅行の話をかぶせてマウントしてくるような人です。
そういう人と付き合っていると、嫌でも他人と比較させられてしまいます。
逆に卑屈な人、ネガティブな人も付き合うのは要注意です。
他人の陰口を良く言う人、お金がないが口癖の人・・
付き合う人の平均値が自分を作ると言われているからです。
マインドフルネスで生きる
「マインドフルネス」は先のことを考えずにその日・その時を一生懸命生きる考え方です。
うつ病で通院していた精神科医で教わった考え方です。
その日やるべきことをやったら、美味しいビールを飲んで家族や友人と楽しい時間過ごす。
将来の分からないリスクばかりに気を取られて、毎日を楽しめないのはもったいないことです。
給与所得への依存をやめる
嫌な仕事でも辞められないのは、お金の不安を抱えているからではないでしょうか?
転職しても給料が上がることの方が少ないので、転職もリスクがあります。
そうなると今の給料で貯蓄ができていない人は転職するのは厳しくなります。
我慢して働き続けないために、私が取った方法を紹介します。
- 家計簿をつけて家計を管理する
- 生活費を下げる
- 副業収入を得る
- 投資で資産形成する
いきなり効果は出ませんが、少しずつ始めていけば1年後には驚くほど効果が現れます。
最後に
給与が下がり続ける厳しい時代ですが、自分の努力次第で負け組人生を抜け出すことができます。
収入の範囲内に生活費を落として余った分は貯蓄を始められれば、貯蓄ができない高収入会社員より勝ち組に近いといえます。
私のようにうつ病にかかって恐怖で行動に移すのではなく、そうなる前に行動を開始することをおすすめします。
これからの人生を豊かで楽しい物にできるかは、すべて今の自分にかかっています。
まずは家計を管理するために家計簿を始めてみてはいかがでしょうか?
さらに詳しい家計簿に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事の参考文献・関連サイト
- 橘玲著「上級国民/下級国民」
- PRESIDENT ONLINE「高年収は勝ち組、低年収は負け組」そう考える人ほどストレス性障害に陥りやすい」
※関連記事です
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