「コモディティに投資してみたいけどDBAってどうなんだろう?」
「DBAはこれから有望なの?」
こんな疑問を持っている人にに詳しく解説していきます。
DBAは10種類の農業商品に分散投資できるので、コモディティ初心者にはおすすめです。
株や不動産と値動きに相関が少ないので、同時に保有すると資産が安定します。
この記事ではDBAの基本情報と、今後の展望などを解説しています。
是非最後までお読みください。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- DBAは人口増加や水不足で長期的な値上がりが期待できます
- 22年から株安・コモディティ高が起きています
- DBAは小麦やトウモロコシ、大豆など農業商品に分散投資しています
- DBAの配当やチャートを解説します
- DBAに投資するデメリットも解説します
著者について
- 株式投資経験は15年以上、個別株・投資信託・ETF・リートの取引履歴が多数あります
- 節約、副業で貯めた資金をコツコツ投資、40歳で資産は4000万円オーバーしました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
DBA(農業ETF)は長期投資におすすめ?配当・株価・チャートを解説

理由①食料価格が上昇を続けている
食料価格は2015年末から徐々に上昇を始め、2020年から急速に値上がりをしています。

コロナウイルスで生産や物流が減少したことや、ウクライナ情勢の影響などが原因です。
今後も不安定な環境が続けば、長期的な値上がりが考えられます。
理由②様々な農業商品に投資している
DBAは10種類の農業商品に分散投資しています。
特定の商品の値動きに影響されにくく、安定した運用が可能になります。
特定の商品について、詳しく勉強する時間が無い人にもおすすめです。
理由③人口増加で長期投資におすすめ
長期的な視点で考えても、コモディティの需要は伸びることが予想されます。
理由は世界人口の増加でエネルギー資源、食料品、金属などあらゆる商品が必要になるからです。
世界人口の予想
- 2020年:77億人
- 2030年:85億人
- 2040年:92億人
- 2050年:97億人
また人口増加が続けば、農業用水の不足から生産コストが上がることが予想されます。
その点を考えても、長期的には農業商品の価格が上がる可能性が高くなります。
理由④株式や不動産と相関性が低い
株と不動産のように相関性が高い投資商品に同時に投資すると、下落相場のときに大きなダメージを受けてしまいます。
その点、DBAのようなコモディティは株や不動産と相関が低いので、リスク対策におすすめです。
例えば2022年から米国株式指数S&P500は下落傾向ですが、DBAは堅調な値動きを続けています。
(黄色線:S&P500、青線:DBA)

理由⑤楽天証券で買える
DBAは楽天証券で取り扱いをしています。
楽天証券は国内第2位の口座開設数で、楽天ポイントが貯められるお得な証券会社です。
NISAやiDeCo、外国株など金融商品の取り扱いが豊富で、SBI証券よりサイトがシンプルで使いやすいという評判もあります。
DBAとは農産品・アグリビジネスETF。詳細情報を解説

DBAの基本情報について詳しく解説していきます。
DBAとは
DBA(パワーシェアーズDBアグリカルチャー・ファンド)は、大豆、砂糖、とうもろこし、小麦、ビーフなどに投資するETFです。
インベスコという運用会社のパワーシェアーズというETF部門が運用しています。
農業商品に投資する方法には先物投資がありますが、初心者にはリスクが高い特徴があります。
その点、DBAなら売買が簡単で10銘柄の農業商品に分散投資できます。
DBAの基本情報・株価・配当
DBAの基本的な情報は以下の通りです。(2022年6月現在)

DBAの構成銘柄
DBAは10種類の農業商品に分散投資したコモディティETFです。
それぞれの比率は以下の通りです。

上位は小麦、トウモロコシ、大豆などですが、特定の商品に偏らず割と均等に分散されています。
DBAのチャート
DBAの直近のチャートは以下の通りです。
2020年6月までは右肩下がりのチャートでしたが、それ以降は反転・急上昇を続けています。
DBAに投資するデメリット・注意点

DBAに投資するデメリットや注意点を解説します。
①SBI証券で買えない
DBAは大手ネット証券「SBI証券」で取り扱いがありません。
購入したい場合は楽天証券を使う必要があります。
購入希望者が増えれば、SBI証券にも追加される可能性はあります。
②信託報酬がやや高い
DBAの信託報酬はETFの中ではやや高めです。
ETFの信託報酬比較
- DBA:0.93%
- WOO(S&P500):0.03%
- GLD(金):0.4%
株式ETFの代表であるS&P500に連動するETF『VOO』に比べると31倍です。
また同じコモディティETFで金価格に連動するETF『GLD』の約2.5倍高くなっています。
長期投資では信託報酬の違いが利回りに影響するので、注意が必要です。
③配当金が無い
DBAは配当金が無いので、値上がりによるキャピタルゲインのみを狙った投資方法になります。
長期的な値上がりを期待して購入する方法なので、短期的には値下がりの可能性もあります。
そのため資産の多くをDBAに投資するよりも、株などと組み合わせて保有するほうがおすすめです。
最後に
近年の株安・コモディティ高の影響もあって、コモディティ投資が見直されています。
DBAは10種類の農業商品に簡単に分散できて、株式と相関性が低くポートフォリオに入れると、安定した運用が可能になります。
また農業商品以外の商品を組み込むなら、例えば貴金属という選択肢もあります。
コモディティを組み込んだポートフォリオの作り方は、高橋ダンさんの考え方が参考になると思います。
Youtube再生回数が6,000万回を超える人気投資家についてはこちらの記事で解説しています。
このブログではさらに詳しい投資に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事の参考文献・関連サイト
- invesco.com/etfs
- 三次 理加 (著)「商品先物市場のしくみ」
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