「夫婦で年収500万円ですが、なぜか貧乏で子供を作れない」
「年収500万円の人はどうしたら貧乏を抜けられるの?」
景気低迷や少子高齢化で、平均的な年収家庭でもお金の不安を持っている人が多い時代ですよね。
もし今すでに毎日の暮らしで一杯いっぱいの人は、生活を変えないと10年後は今より貧しくなってしまいます。
生活費は意識しないと増える一方で、下げることは非常に難しいからです。
この記事では年収500万円家族が貧しくなる原因と、抜け出す方法を考えていきます。
プロローグ

あれっ貯金10万しかないや。
今月って家賃の支払いまだだよね?

そうか、今月バーゲンで買った服の支払いだった。
飲み会が増えて来ていく服が無くて・・

なんか考えないと、このままじゃヤバいかも。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 貧乏になりやすい人のチェックリストで危険度が分かります
- 年収500万円世帯が豊かになれないのは、節約意識が低くて、生活レベルを上げてしまうなどです
- 独身・夫婦2人・家族世帯で達成したい生活レベルを紹介します
- すぐに生活費を下げるテクニックを光熱費・通信費・保険費・食費で紹介します
著者について
- 20代は夫婦共稼ぎで貯金0円生活、30代で出産・休業を転機に資産形成を開始しました
- 節約が趣味で、4人家族で生活費は月27万円に到達しました
- 節約・副業・投資を駆使して30代で資産4000万円に到達しました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
年収500万円でも貧乏になるチェックリスト

まず最初に簡単なチェックリストを紹介します。
貧乏体質チェックリスト
- コーヒーはスタバなどで購入する
- 自動販売機で飲み物を買う
- コンビニをほぼ毎日利用する
- ATM手数料を払っている
- 毎シーズン洋服を購入する
- 家の中がモノであふれている
- スマホ代は月4千円以上
- 入っている保険を覚えていない
- 夫婦でお互いの給料を知らない
- 住宅以外のローンを利用している
当てはまるものの数が多いほど、お金に困る可能性が高い人といえます。
次の章で詳しく貧しくなる原因を解説します。
年収500万円家族が貧乏になる理由とは

まずは普通の年収でも貧しい暮らしに陥る理由を解説します。
理由①貧乏である意識が無い
「年収500万円あれば豊かではなくても普通の生活レベルはできるはず。」
そう考えていると、落とし穴に落ちてしまいます。
なぜなら平均的な4人家族の家計費だと、年収500万円は赤字家計になるからです。
年収500万円の手取り額は月額約33万円ですが、支出額は約36万円です。

日本人の平均年収世帯が赤字に陥っています。
つまり日本人の総貧困化が起きているので、周りと比べても意味がないのです。
理由②お小遣いが高すぎる
日本の家庭で定期的に家計簿をつけているのは4人に1人しかいません。
そのため自分がどれだけ支出しているのかを把握できていません。
そうすると自分では無意識に使い過ぎてしまって、いつもお金がない状態が続きます。
理由③生活レベルが上がっている
例えば20代から、30,40代と年齢を重ねると、いつの間にか生活レベルが上がっています。
- 広い家に引っ越しした
- 外食に行く回数が増えた
- 子供の養育費が増えた
- 2台目の車を購入した
- ジムに通いだした
- 病院に行く回数が増えた
ライフスタイルの変化に伴う自然な出費は仕方ありません。
しかしそれ以外にも無駄に贅沢癖がついていたりします。
一度上げた生活レベルを下げるのは難しいので、益々支出が増える悪循環が続きます。
理由④投機でお金を失っている
近年、20代や30代の若い世代で株式投資やFX、仮想通貨などで稼ごうとする人が増えています。
確かに娯楽や無駄なぜいたくに使うより前向きに見えますが、むしろ失敗して大切な資金を失う人が大勢います。
証券会社のセールストークに乗って、短期的な売買を繰り返すのは無駄に手数料ばかり取られるだけです。
一般の会社員や主婦が証券トレーダーやプロの投資家と争っても、大切な資産を失うだけです。
理由⑤貯まる仕組みがない
貯まる仕組みとは、例えば給料の10%を天引きにして貯蓄に回すような仕組みのことです。
そうした仕組みがあれば毎月必ず決まった金額が、自動で貯まっていきます。
会社の財形貯蓄制度や確定拠出年金を利用したり、個人でもiDeCoやつみたてNISAなどを利用する方法があります。
年収500万円が貧困にならない生活レベルとは?

年収500万円でも貧しくない生活を達成するために、どのくらいの支出で生活すればよいのでしょうか?
モデルケースとして我が家の家計簿を実例に紹介します。
年収約500万円の我が家の毎月の手取りは33万円で、生活費は27万円です。(全国平均は36万円)
それをベースに独身、夫婦のみの生活費を計算して以下の表にまとめました。

独身の場合
独身時代は自由に使えるお金が多いので、趣味や洋服、交際費などが増えがちです。
お金を使うことは問題ありませんが、あらかじめいくら貯蓄に回すか決めておくとよいです。
貯蓄を作っておくことで、今後の人生の選択肢を広げることができるからです。
貯金が無くて結婚や子供、やりたい仕事を諦める人が多いからです。
夫婦2人の場合
夫婦2人の場合、共稼ぎだとお金の管理を別々にするパターンは注意が必要です。
お互い独身時代と同様にお金を使ってしまい、いざ必要になったときに貯金0だったなんてことになり兼ねません。
まずはお互い別々の管理をやめて、子供やマイホームの計画を話し合うと良いでしょう。
将来の計画を立てると自然と浪費癖が無くなっていきます。
この時期に生活費を下げておくと、子供が産まれてから慌てずに対応することができます。
3人・4人家族の場合
子供ができると急に支出が増えて、貯蓄が難しくなります。
子供服・用品、保育費、習い事など新たな出費が増えるうえに、食費や住居費、光熱費などもかさみます。
しかし無理やりの節約はストレスが溜まり、余計に発散する原因になります。
- 趣味をやめてしまう
- 旅行に行かない
- 友達との交際をあきらめる
- 食事を抜く
こんな節約をするのはおすすめしません。
支出を下げるならストレスが溜まらない、固定費の削減がおすすめです。
次の章で具体的に紹介していきます。
年収500万円が脱貧乏のためにすぐできる節約方法

固定費を下げるには、最初に切り替え手続きが必要ですが節約効果がずっと続きます。
簡単にできて効果が大きい4つの方法を紹介します。
光熱費
最近の電気代の値上がりは多くの家計を圧迫しています。
電気代を安くするには、複数の電力会社の見積もりを比較すると良いです。
比較サイトを利用すれば1度だけ基本情報を入力すれば、一番安い会社を見つけられます。
詳しくはこちらで解説しています。
通信費
調査によると携帯代を6千円以上払っている割合が約60%います。
格安SIMに切り替えれば、月額3千円以下に下げることができます。
年間で考えれば3万円以上の節約になります。
対面式のサポートが必要無いなら、格安SIMに切り替えても困ることはほとんどありません。
保険
生命保険・医療保険
生命保険・医療保険はほとんどの人が入り過ぎています。
例えば生命保険は家族がいて、収入が無くなると生活が破綻する場合に入っておけばよい保険です。
生命保険は独身なら入る必要がありませんが、20代の支払保険料は年間平均12万円以上です。
これを貯金に回せば、ケガや病気の治療費が賄えるので医療保険に入る必要もなくなります。
詳しくはこちらで解説しています。
損害保険
自動車保険や火災保険は損害保険といわれていて、万が一トラブルがあると自分では保証できないので、入る必要があります。
ですがほとんどの人は複数の会社で見積もりを取らないため、高額なプランに入っています。
今は見積もり比較サイトを使うと、一度条件を入れるだけで複数社の見積もりが分かるサイトがあります。
詳しくはこちらで解説しています。
食費
食費の節約というと量や質を削りがちですが、それだとストレスの原因になります。
そうではなくて単純に節約する方法は『ふるさと納税』です。
年収500万円であれば上限約6万円の寄付で、2万円程度の返礼品が受け取れます。
寄付した金額から2千円引いた額が、翌年節税されるので実質2千円しか負担しなくて良いです。
詳しくはこちらで解説しています。
最後に
インフレや増税の影響で、日本人の総貧困化は年々進んでいます。
年収500万円世帯は自分より下の層がたくさんいるため、貧困層にいる自覚が感じにくい罠があります。
将来にわたってお金の不安を解消したいなら、平均的な水準の生活レベルで暮らしていたら達成できません。
さらに詳しい節約に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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