最近のニュースで貯金ができない人が増えていると話題になっています。
実際に貯金が全くない人の割合は伸び続けています。
周りも貯金できないから大丈夫と考えていると、実は人生の選択肢を狭めることになります。
結婚・子供・仕事・趣味などあらゆる人生の選択に貯金の有る無しが影響します。
プロローグ

あれっ?
クレジットカードが引き落としできなかったって。
何でだろう?

あっ、子供の制服で10万円金払ったからかも。
来月は塾の入学金が10万円あるけど大丈夫?

えっ、嘘?
来月は後輩の結婚式もあるんだよ。
ピンチだ・・
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 貯金100万円しかない人は各年代で20~50%います
- 貯金100万円しかない人は大勢いますが、平均的にみるとかなり低いといえます
- 20代から50代までの貯金が無いリスクを紹介します
- 貯金ができなかった我が家が貯金ができるようになった方法を紹介します
著者について
- 30歳まで貯金0生活、35歳でうつ病で収入減を経験しました
- 節約が趣味で、4人家族で生活費は月27万円に到達しました
- 節約・副業・投資を駆使して30代で資産4000万円に到達しました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
貯金100万しかない人の割合は?年代別や年収別で解説

貯金が100万円しかない人は実際どれくらいいるのでしょうか?
各調査結果をもとに解説します。
年齢別による違い
まず年代別で貯金100万円ない人の割合を紹介します。
20代から60代までで調べた結果は以下の通りです。

20代が最も多く約半数の人が該当します。
30代、40代では割合が低下しますが、50代でまた半数近くまで増加します。
これは子供の養育費がピークを迎えるなど、生活費が上がることが原因ではないでしょうか。
60代で割合が低下するのは退職金や、子供の独立などが要因に考えられます。
結婚・未婚による違い
次に未婚者と結婚した家庭で、貯金が100万円ない家計の割合を紹介します。

未婚家計は約半数が該当、既婚家庭は未婚家庭の半分ほどに収まっています。
既婚者ほど生活コストは上がりますが、子供やマイホームを見据えて貯蓄意識が高まるのではないでしょうか?
1世帯当たりの貯金額
年代、世帯構成に限らず、貯金が100万円ない人の割合は低くないことが分かりました。
今度は全世帯を対象とした貯金額を分布で見てみます。
こちらはリーディングテック株式会社が実施した『貯金実態調査2020』の結果です。

貯金が100万円ない人は3人に1人が該当していて、貯蓄額で比べて最も多くなっています。
ですが貯蓄100万円は平均値389万円から見るとかなり低い数値といえます。
貯金100万円ないと起きるデメリット
もし今貯金が100万円なくても、すぐには困らないかもしれません。
ですが今後を考えるとこんなことリスクがあります。
貯金のないリスク
- 病気などで収入が無くなると破綻する
- 結婚できない
- 子供がつくれない
- 老後に破綻する
貯金100万円しかない人は大丈夫?年代ごとのリスクとは

20歳や30歳、40歳、50歳でライフプランは違います。
必要な貯金額もそれぞれ違うので、詳しく解説していきます。
(あくまで代表的なモデルで話をします)
20代は転職や結婚で貯金が必要
多くの人は20代前半から会社などに努めて給料をもらうようになります。
ですが勤務先に合わずに働けなくなる可能性があります。
失業手当がもらえても収入が減るので、貯金が無いと転職先を焦って決めなくてはいけません。
また20代後半は結婚を意識する年齢ですが、経済的な理由で結婚を諦める人もいます。
貯金が無いことで相手と出会う機会も減ってしまいます。
30代は子供の出産やマイホームの購入
30代になると人生のイベントが目白押しになります。
まずは子供を持つか持たないかの選択が発生します。
手当を除いた出産費用は40~50万円が必要になります。
また子供が産まれるとパートナーが働き続けるか選択をします。
もし共稼ぎをやめるなら、収入の落ち込みを貯金で補う期間が発生します。
マイホームを購入するなら長期間住宅ローンを払う義務が発生します。
収入と支出のバランスが破綻しないか、入念に考える必要があります。
40代は支出が増えてリスクが高まる
子供が大きくなると広い家が必要になったり、教育費が高くなって生活費が上がります。
収入も上がる年代ですがその分仕事の責任も増えます。
そのためうつ病者が多く、発症すると休業で収入が減ってしまいます。
貯金が無いと休業中にお金の不安を抱えて、症状が悪化してしまいます。
50代は老後破綻がリアルになる
子供が大学に行くと養育費がピークを迎えます。
この時期は家計がどうしても赤字に陥りやすく、貯金を減らして生活することになります。
貯金が無い場合は高い利息で教育や自動車ローンを組む必要が出ます。
子供が就職すると支出が減って、老後の資金を貯めるチャンスが訪れます。
政府の試算でが、老後向けに一人2千万円の貯金が必要と言われています。
退職金は年々減る一方なので、当てにし過ぎない方がいいでしょう。
貯金100万円貯めるにはどうしたらいい?

前章で説明した通り、貯金できない人は一生お金に困り続けることになります。
どのようにすれば貯金ができるようになるのか、私の経験から紹介します。
方法①夫婦で家計を共有する
我が家は子供が産まれるまで、お互いの収入も支出も把握していませんでした。
お互いの貯金額も知りませんでした。
子供が産まれて初めて、お互いに貯金がほとんど無いことを知りました。
そこから危機感が生まれて、家計簿をつけ始めて少しずつ貯金できるようになりました。
独身の人でも同じことが言えます。
家計管理していない人はお金が貯まらないというデータがあります。
方法②生活費を下げる
家計簿をつけると無駄な出費が見つかって、節約できるようになります。
特に毎月の固定費が下がれば、自然と貯金ができるようになります。
簡単に節約できて効果の大きいものから手を付けていきましょう。
私の場合、最初に「通信費」「光熱費」「保険費」を下げて毎月3万円以上の節約ができました。
月3万円毎月貯められるようになれば3年かからずに100万円が貯まります。
方法③副業収入を得る
生活費がある程度下がると節約が難しくなります。
もしそれでも貯金ができない場合は、収入に問題があります。
ですが会社の給料を上げるのには、昇給する必要があってすぐにはできません。
そのために有効な手段は「副業」です。
毎月5万円であれば隙間時間で稼げるようになります。
最後に
貯金ができないリスクについて年代別に紹介してきました。
日本人の平均年収は433万円で手取りにすると約320万円です。
それに対して年間支出は360万円なので、貯金ができないのは不思議ではありません。
つまり平均的な暮らしをしていると貯金ができないのは当たり前です。
将来のリスクを考えて、これから貯金体質に変えていくことをおすすめします。
さらに家計簿に関する詳しい知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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