「特に贅沢していないのに毎月やりくりが厳しい・・」
「全然貯金できないけど、将来大丈夫かな?」
平均以上の給料をもらっていても、お金の不安を抱えている人がたくさんいます。
その理由が総務省の家計調査をみると一目で理解できます。
平均的な年収500万円の家庭で、子供を養育するのは難しい現実が理解できます。
ですがいくつかの節約術や心構えを身につけるだけで、お金の不安を解消することが可能です。
年収500万円で家計が苦しいと感じている方へ、家計改善と将来設計をご提案します。
プロローグ

やばい、クレジット会社から口座引き落としできなかったって。
給料日まだ先なのになんでだろう・・

そうなの?
子供にスマホ買ったからかも。
電気代や食費もあがっててまずいね。

ちょっと今年は旅行行けそうにないね・・
贅沢してないのに何でお金が足りないんだろう?
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 総務省の2021年データから、年収500万円4人家族の家計簿を紹介します
- 年収500万円で平均的な支出の家庭は定年後に破綻します
- 生活費の節約で劇的に効果がある方法を紹介します
- お金の不安をなくす4ステップを紹介します
著者について
- 節約が趣味で、4人家族で生活費は月27万円に到達しました
- 節約・副業・投資を駆使して30代で資産4000万円に到達しました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
年収500万円家族の家計簿の理想と実態

それでは年収500万円世帯の家計はどのようになっているか、総務省のデータをもとに解説します。
年収500万円4人家族の平均的な家計簿
総務省で公表されている家計費調査のデータを紹介します。
年収450~500万円世帯(4人家族)における支出内訳は以下の通りです。

年収500万円の手取り収入は35,8000円なので、収入のほとんどが生活費で消えていくことが分かります。
年収500万円世帯は老後破綻が現実的
貯蓄ができなくても、今現在は表立って問題がないかもしれません。
ですが将来を考えると多くの人が不安を感じていると思います。
実際にシミュレーションをしてみると、おおまかにですがマネープランが分かります。
シミュレーション条件
- 30代男性会社員
- 退職金あり
- 配偶者あり(専業主婦)
- 子供2人
- 世帯年収500万円
- 1か月あたりの生活費35万円
- 貯蓄額0万円
横軸が年齢、縦軸が貯蓄額を示しています。
棒グラフが毎年の収入(赤)と支出(黄)、緑の折れ線が貯蓄額を示しています。

シミュレーション結果をみると、30歳以降は収入より支出の伸びが大きく、赤字が増え続けていきます。
退職金をもらって一時的に赤字は解消されますが、貯蓄が無くて定年後はゆとりのない生活を余儀なくされてしまいます。
年収500万円4人家族の我が家の家計簿
次に年収500万円で4人家族の我が家の家計を紹介します。
我が家ではマネーフォワードとエクセル家計簿を使った節約術で、無駄な支出を抑える取り組みをしています。

先ほどと同じ金融庁のシミュレーションを、我が家の家計費をもとに行ってみます。
計算条件は生活費以外はすべて同じです。
シミュレーション条件
- 30代男性会社員
- 退職金あり
- 配偶者あり(専業主婦)
- 子供2人
- 世帯年収500万円
- 1か月あたりの生活費25万円
- 貯蓄額0万円

今回の計算条件では資産がマイナスにならず、定年後も資産が増え続けています。
生活コストを下げることがいかに家計にプラスの影響を与えるか分かると思います。
年収500万円家計にすぐ効く節約術
老後破綻しないためにはいかに生活コストを下げることが重要です。
ですが節約でストレスが溜めるのは逆効果です。
ここでは簡単にできて効果が大きく、ストレスが溜まらない方法を紹介します。
食費の節約
食費は生活費でもっとも大きいので、削りやすいと思われがちです。
ですが無理な節約はストレスや健康に影響するので注意が必要です。
ふるさと納税やウェル活、メルカリなどを利用すると節税やポイントで質を落とさずに節約ができます。
こちらの記事で解説しています。
通信費の節約
大手キャリアが値下げプランを出したり、格安SIMが注目されてきました。
ですがまだまだ大手キャリアの高いプランを利用している人が多いと思います。
格安SIMでも慣れればストレスなく、通信費を大きく下げられます。
おすすめは楽天モバイルと格安SIMを併用する方法です。
デュアルSIM対応のスマホは、MNPで乗り換えた時に1円で購入が可能です。
楽天モバイルで無料通話ができて、格安SIMで自分に必要な通信容量を選択すると、月々の料金をかなり抑えられます。
光熱費の節約
電気代の値上がりが続いているので、光熱費は気がかりな支出だと思います。
一番簡単に節約する方法は、複数の電気業者から一括で見積もりを取って契約する方法です。
エネチェンジというサイトを利用すると、切替工事不要で安い電力会社に切り替えができます。
切り替え時に1~2万円のキャッシュバックがあるのも魅力です。
保険料の節約
保険はもしもの備えだから節約は難しいと思うかもしれません。
ですが自分で対応できる病気や事故まで、割高な保険料を払っている人は沢山います。
- 火災保険:不動産会社の紹介で入った保険はほとんどが割高
- 医療保険:保険料を払うより、その分貯蓄しておけば老後の医療費は十分
こちらの記事で解説していますので、是非お読みください。
年収500万円でも家計簿の不安を解消する4つのステップ

さきほど紹介した節約術は簡単で効果が大きいテクニックですが、これだけでは不十分です。
根本的にお金の不安をなくしたい、今より豊かな生活を送るためには、お金との付き合い方を見直すと良いです。
家計の仕組みとは
まず家計を簡単なイメージ図で説明します。
オレンジの矢印が入ってくるお金、青い矢印が出ていくお金です。

多くの家庭で家計は以下のように分かれています。
- 入ってくるお金:「給料」「副業」「配当」
- 出ていくお金:「支出」「投資」
大切なことは「支出」で出ていくお金は返ってこないのに対して、「投資」したお金は返ってくることです。
豊かな家計を実現する方法
さきほどの家計の仕組みを理解すると、豊かな家計を実現する方法が分かります。
つまり投資に回すお金を増やせば、その分入ってくるお金も増えていくということです。
そのために必要なステップは以下の4つです。
- 家計簿でお金の流れを見える化する
まずは家計の現状を把握することがスタートです - 支出を抑える
支出を抑えて貯蓄できるお金を増やします - 副業収入を稼ぐ
収入を増やすと投資に回せるお金が増えます - 投資に回すお金を増やして配当を増やしていく
不労所得(配当)が増えると、豊かな生活が実現できます
1の家計簿でお金の流れを見える化したら、あとは2から4をグルグルと循環させます。
そうすると投資に回せるお金が増えていくので、配当がますます増えて生活にゆとりが現れます。
逆に投資にお金が回せないと、いつまでも苦しい家計のままです。
最後に
年収500万円家庭の現実と将来のリスクについて紹介をしました。
今現在貯蓄ができていない家庭は今後じり貧になって、ますます生活苦に陥ってしまいます。
そうすると「趣味をやめる」「望まない仕事につく」など、ストレスに満ちた生活を送らなくてはいけません。
そうならないためには今から少しずつ節約や、家計の管理に取り組んでいくことをおすすめします。
このブログは年収500万円でも1年で150万円貯められるようになった、我が家のエピソードを紹介していますので、是非参考にしてみてください。
さらに詳しい家計簿に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本記事の参考文献・関連サイト
- 総務省e-Stat「政府の総合窓口」
- 金融庁「ライフプランシミュレーション」
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