「家計簿をつけて生活費を管理するなんて、細かい作業は自分には合っていない」
「家計費を記録したって、収入が増えるわけじゃないし、何にも変わらないでしょ」
確かに家計を管理するのって、細かい計算が面倒だったり、やる意味がよく分からなかったりで、始めるのがハードル高いですよね。
ですが家計簿をつけている人と、そうでない人では明確に貯蓄額で差があります。
なのでズボラな私でも続けられた、簡単にできる家計管理のやり方をご紹介します。
プロローグ

昔の家計簿が出てきたよ。
よくこんな面倒なことやってたなー。
案の定、1ヵ月で挫折しているよ。

どれどれ。
かなり綺麗に細かく記録してるね。
確かにこれは面倒くさいかも。

やっぱり家計簿って、ズボラでも続けられるくらい簡単じゃないとダメだよね。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- なぜ家計管理がめんどくさいのか、数々の家計管理に失敗した私の体験談を紹介します
- 家計管理をすると何が良いのかが分かります
- 家計管理を楽にする考え方を紹介します
- 最低限3つのことだけやれば、家計管理ができるようになります
著者について
- 40歳で専業主婦の妻と2人の子供を養いながら、資産4千万円達成しました
- 家計簿は何度も挫折経験あり、今はエクセル家計簿で4年間続けられています
- 家計簿を使った節約で月27万円の生活費を1年以上継続中です
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
ズボラで大丈夫。めんどくさい家計管理は簡単に考えれば上手くいく

お金の管理はなぜ中々続けられないのでしょうか。
そもそも何のために家計の管理をするのか、問題を明確にしていきます。
家計管理がめんどくさい理由
家計管理がめんどくさい原因を私の実体験で振り返ります。
いちいち支出を記録するのがめんどくさい
その日何を買ったのか、どんな引き落としがあったのか、わざわざ記録に残すのは大変ですよね。
私がエクセルに手入力していた時、数百に上る項目を手入力していて結局1ヵ月で断念しました。
続いてレシートを撮影するだけで、家計簿をつけてくれるアプリに挑戦しました。
「めっちゃ楽じゃん。これなら続く」と始めましたが、気付くと段々レシートを撮影するのが面倒になりました。
後からまとめてやった方が早いからと、レシートを貯めていった挙句、面倒になり3か月で断念しました。
凝った家計簿ほどめんどくさい
入力した支出を自動でグラフ化してくれたり、家計診断をしてくれたり見た目も綺麗で、これならやる気になるなと思って、有料のソフトを購入したことがあります。
そしていざソフトを起動すると、凝ったソフトほど使い方を覚えるのがめんどくさいことに気付きました。
せっかくお金を払ったのだからと無理に続けるも、機能の半分も使わないまま飽きてしまい断念しました。
何のためにやっているか分からないからめんどくさい
そんな家計簿を諦めかけた時に出会ったのが「マネーフォワード」でした。
「これ滅茶苦茶便利じゃん。勝手に家計簿付けてくれる・・」
自分がクレジットカードで支払った内容が、勝手に家計簿に転記されているのに驚きました。
これならズボラな私でも続けられると確信して、早速アカウントを作って取り組みました。
確かに手間がかからなくて、たまにログインして自動で作られた家計簿を見るだけです。
「先月は5万円の黒字で、今月3万円の赤字で、ふうん・・」
毎月の支出がひたすら羅列されるのを見続けて、数か月もするとこんなことを思いました。
「これって何のためにやってるんだろう・・何か意味あるのかな?」
家計管理はしなくちゃいけないの?
結局、マネーフォワードを始めても、我が家の家計は何も変わりませんでした。
赤字と黒字の家計を毎月繰り返して、なんとなく過ぎていきました。
では、本当に家計簿をつける意味は無いのでしょうか?
家計管理をしている人は貯蓄が多い
世間一般で見ると、家計簿をつけている人の方が明らかに貯蓄が多いことが知られています。
ベネッセの生活情報誌「サンキュ!」で公表されている、200人のモニターアンケートを紹介します。

アンケートによると「月に5万円以上貯蓄できている人」では、約4人に3人が家計簿をつけています。
この結果を見ると、明らかに家計簿をつけたほうが貯蓄できることが分かります。
一方で、家計簿をつけていても赤字の人も多くいるという事実もあります。
家計管理は目的が重要
この結果から、ただ家計簿をつければよい訳では無いことが分かります。
私の場合もそうでしたが、上手くいかない一番の理由は「何を把握したいのか不明確だから」です。
家計簿とは「何に支出したか記録すること」が目的では無くて、「どのようにお金を管理していくか」を決めることのほうが重要です。
私は家計簿の手段ばかりに気を取られていて、重要なことが抜け落ちていたのです。
手段ばかりに気を取られている
- どんな家計簿が良いか
- レシートの管理方法
- 使いやすいアプリとは
目標を立てよう
「どのようにお金を管理していくか」はその人の目標によって変わってきます。
例えばこれから10年間で1千万円を作りたいと考えるなら、どうやって家計管理するのが良いでしょうか。
「最初の5年間は遊びたいから貯蓄0でいいか、後ろの5年で200万円ずつ貯めよう」
とは普通に考えると、そういう計画にはならないですよね。
普通に考えて毎年100万円ずつ貯めようとすると、こんなことを考える必要があります。

家計簿をつけるのは、上記の目標を達成する手段なので、どんな形式・手段でも構いません。
最低限の手間で、この目的が達成できるのがベストです。
家計管理はシンプルに考えれば楽になる

ここからは私の家計簿のつけ方を紹介します。
色々な家計簿をことごとく挫折してきた、ズボラな私でも4年以上継続できている方法です。
貯蓄額と期間を決めたら、あとは3つのことだけ定期的にチェックするだけです。
家計管理でやることは3つだけ
STEP1.年間予算を立てる
まずは年間の予算を立てます。
このステップが何より重要なのに、ほとんどの家計簿ではこの機能がついていません。
1年間でいくら自分は稼いで、いくら使うのか計画を立てます。
いくら稼ぐかはサラリーマンなら源泉徴収票などで簡単に分かりますが、支出は家計簿をつけないと分かりません。
その場合は、1か月間まず家計簿をつけて自分の生活費を把握しましょう。
それができたら毎月の収入と支出が分かるので、年間予算を立てます。
年間予算を立てて、自分の目標に到達しない場合は、下記のフローで、計画を見直します。

STEP2.毎月の収支を確認する
年間の予算を立てたら、毎月1回収支を記録します。
目的は自分の計画が予定通り進んでいるか、チェックするためです。
ここでもし計画通りにいかなかったら、どこが良くなかったか見直します。
計画がおかしかったなら、計画を見直す必要がありますが、突発的な出費の場合には計画を見直す必要はありません。
STEP3.総資産額を1年ごとに確認する
1年通して家計簿を管理して、目標通りに資産が増えたか確認をします。
もし目標に達していなければ、翌年の予算でどうするか考え直します。
- もっと収入を増やすか、支出を下げる
- 1が無理なら貯蓄目標を下げるか期間を延ばす
ズボラでも続けられる3つのステップ

それでは最低限の手間で、①予算を立てる、②毎月の収支を確認する、③総資産額を確認するの3つの機能を実現する方法を紹介します。
マネーフォワードを使う
マネーフォワードを使えば、自分の収入と支出を自動で家計簿につけてくれます。
そのためにやることは、以下の通りです。
- マネーフォワードでアカウントを作る
- 使っている銀行口座、クレジットカードなどを登録する
マネーフォワードには他にも、多くの機能がありますが、この2つだけで大丈夫です。
これで毎月の収支管理と資産管理ができるようになります。
支払いはクレジットカード
マネーフォワードを最大限有効活用するために、日常の支払いや自動引き落としはすべてクレジットカードにしましょう。
- 公共料金、携帯、インターネットなど
- Amazonや楽天など
- スーパーやコンビニの支払い
- 外食
- 塾など習い事
現金しか使えないところは今は珍しくて、ほとんどすべての支出が自動で各項目に振り分けできます。
エクセルに張り付けるだけ家計簿を使う
ただ家計簿をつけるだけなら、ここまでで大丈夫ですがマネーフォワードには予算機能がありません。
そこで私は、マネーフォワードの支出をコピーして、エクセルに張り付けるだけで自動で予算管理できるようにしています。
私が使っているエクセルの参考グラフ画像を紹介します。

エクセル管理表では、メインのグラフが2つあります。
1つ目は毎月の支出を累計で計算していて、予算(赤い折れ線)と比較した物です。

次にこちらのグラフが毎月の貯蓄額を累計で計算して、予算と比較した物です。

特にエクセルの難しい機能は必要ありません。
あとエクセルを使うメリットはカスタマイズすれば、自分が知りたいことだけ表示できるからです。
詳しくは別記事で紹介しています。
最後に
最後にこの記事をまとめます。
- 家計管理がめんどくさい理由は次の3つです
①いちいち記録するのが面倒
②凝った家計簿は使い方を覚えるのが面倒
③何のために家計簿をつけるか不明だと面倒 - 貯蓄ができるひとの多くが家計管理をしています
- ズボラでもできる家計管理は3ステップです
①年間予算を立てる
②毎月1回収支を確認する
③総資産を1年ごとに確認する - 家計管理は最低限これだけやればOKです
①マネーフォワードに登録する
②クレジットカードで支払う
③エクセルに張り付ける
家計管理ができるようになると、もっと早くから始めていればと後悔するかもしれません。
なぜなら家計管理をしないことは、地図を見ずに山登りすること、航海図をみずに船を漕いでいるのと同じだからです。
「もう就職して10年経ったのに、何も貯蓄が無い。かといって何に使ったかよく覚えていない。」
みたいなことになってしまいます。
こんなことになる前に、自分に合っている家計管理が続けられる方法を早く見つければ、自分が望むライフプランを実現できるようになると思います。
このブログでは、さらに詳しい家計簿に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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