日本の資産額上位40人の資産が、日本の全世帯が持つ資産の半分に到達したというニュースになりました。
ますます開く貧富の差はどこから生まれるのでしょうか?
一般的な収入世帯が、いまより豊かに生活する方法は無いのでしょうか?
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 日本の貧富の差や貧困率の現状を解説します
- 豊かな家計と貧しい家計の差が生まれる原因を解説します
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
金持ちと貧乏な家計は何が違うのか。節約や投資でとる行動の違い

拡大する富裕層と貧困層
日本の富裕層上位40人の合計資産と、貯蓄ゼロ世帯数の推移を示します。

富裕層の貯蓄は5年間でおよそ2倍に膨らんだのに対して、貯蓄ゼロ世帯が増えていることが分かります。
日本では資産の格差が広がっていて、この傾向は2017年以降も継続しています。
日本はアメリカに次ぐ貧困大国
次に世界的に見た日本の貧困率についてグラフを示します。
下記のグラフが欧米諸国と日本の貧困率を示したグラフです。

日本はかつては中間層の多い貧困の少ない国でしたが、アベノミクス後の調査ではアメリカに次ぐ貧困大国であることが分かっています。
金持ちと貧乏家計は何が違うのか
将来設計をしているか
イソップ物語の「アリとキリギリス」では、アリは食料が確保できるうちに貯蓄をして、食料の取れない冬に備えます。
反対にキリギリスは将来を考慮せずに、貯えをせず自由気ままに生活をしています。
長い人生では、収入は常に安定しているわけでは無く、トラブルなどで大きく変動します。
下記のような不確定要素がいくつもあります。
- 社会経済の低迷や失業、病気で働けなくなる
- 事故や火災、地震などの突発的なトラブル
- 子供の受験や進学失敗、仕送り、就職失敗などのトラブル
- 長寿命化のリスク
若いうちは元気で意欲があふれ、リスクなど気にならない、将来を想定できないのも当然かもしれません。
ですが体力や精神力の衰えは30を過ぎるころには、顕著に感じ始めます。
いつまでも若いころと同じ働き方はできなくなります。
リスクへの備えができているかどうかは、健全な家計の違いであることは言うまでもありません。
家計の黒字化に関しては、こちらの記事で解説しています。
出費の考え方の違い
お金持ちは収入が高いからといって、生活レベルを自ら上げる出費をしません。
もともと節約の意識が高いので、本当に価値があるもの以外は一切お金を使いません。
収入が増えても高級マンションに引っ越ししたり、ブランド衣類や高級車など見栄のためにはお金を使いません。
普通の人ほど、収入が増えると外食や買い物で出費を増やすので、お金持ちとの差が広がる一方です。
収入が増えても、生活レベルを上げないことが大切です。
価値観がしっかりしている
なぜお金持ちほど無駄な出費をしないかというと、自分の価値観がはっきりしているからです。
お金を使う目的を明確に持っているので、誘惑に負けることがありません。
必ずこのサービスが自分の人生に、どういう価値をもたらしてくれるのかを意識しています。
例えば車を選ぶときには、外観やブランド名や外国車といった情報で選ぶのではなくて、いかに燃費が良いか、税金が安いか、耐久性があるかを大切にします。
目標設定が明確か
金持ち家計の家は目標・計画を明確に持っている家庭が多いです。
例えばアメリカの起業家でビッグビジネスに成功した人のうち、半数以上が自室に目標を書いて掲げていたという話があります。
「目標を紙に書くと実現する」という話はビジネス書によくみられる文言です。
この方法については、賛否あると思いますが、一つ言えるのは目標・計画がないと、結果が大きく変わってくるのだと思います。
「〇年後に貯金を1000万円貯める」、「副業収入を毎月〇万円にする」など具体的な目標を立てるとより効果的です。
やりたいことが明確なほど、実際の行動を起こしやすくなるからです。
情報収集能力
具体的な目標を立てたのであれば、あとは情報収集能力が重要になります。
実際にどのような行動をとれば、目標を実現できるのかは実際にそれを達成した人や、大きな成功体験を持っている人から、情報を収集するのが早いからです。
ただし世の中には、雑多な情報が溢れていて、高い情報商材を売るために偽った情報を提供しているケースも多くあります。
例えば「私は投資で〇億円の資産を築いて、シンガポールで自由気ままに暮らしています」と言って、SNSでインターネット上の写真をかき集めた風景写真を載せている人のニュースがありました。
現在はこんな悪意がある投稿者を罰則する規則が無いのです。
間違った情報に左右されないためには、自分で勉強して判断する必要があります。
最後に
これからの時代は、少子高齢化で年金だけでは暮らせない未来が待っています。
今は余裕がある家庭であっても、資産形成をせずに老後を迎えると、こんなはずじゃなかったと後悔を迎える可能性が高いです。
まさにキリギリス的な老後を迎えないためにも、現役のうちから将来設計を作ることが大切です。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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