厚生労働省のデータによると、日本人の平均寿命は年々伸び続けていて、人生100年時代に突入する時代も遠くはなさそうです。
長寿命が進むことは人生を楽しむうえで、とても良いことですけど、経済的にみるとリスクもあります。
現役時代から老後に向けた準備をしっかり確認しておきましょう。
プロローグ

老後の貯金問題がニュースでやっていたよ。
お金持ちの老人と、反対に生活保護やホームレスを選んでしまう老人と二極化してるんだって。

たしかに、これからは年金や退職金だけだと足りなくなって、自己責任て言われているからね。
まだまだ先だなんて余裕でいると、手遅れになってしまうね。
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 日本人の平均寿命が延びて、老後に必要な生活費も増えています
- 余裕のある老後生活のためには、夫婦で5千万円の貯蓄が必要です
- 老後の資金問題を解決する3つの方法を紹介します
⇒現役世代から節約・副業・投資を開始すれば、将来の不安を減ってストレスのない生活が送れます
著者について
- 両親が70歳を超えて、年金受給額の遅延問題や、生活費の問題に取り組んでいます
- 自分たち夫婦の余裕ある老後のために、節約・副業・投資を20代からスタートしました
- 節約・副業・投資を趣味にして、40歳で資産は4千万円をオーバーしました
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
人生90年時代のサラリーマンの生き方。老後に備えるマネープラン

人生90年時代は本当にくるのか
平成30年の調査で日本人の平均寿命は、男性81.25歳、女性87.32歳まで伸びて過去最高を記録しています。

今後も平均寿命が延びていくと、今のサラリーマンが老後を迎えるころは、人生90歳時代になっているでしょう。
人生90年時代の老後にかかる生活費とは
人生100年時代では、老後の生活費をどうするかが大きな問題になります。
老後に必要な生活費は年金との差額になります。
平均的な支出は約26万円、収入は約21万円なので毎月約5万円が必要になります。

ゆとりのある生活を目指すなら、月35万円は必要と言われていて、その場合は毎月14万円が必要になります。
人生90年時代で老後に必要な資金が増える
毎月14万円の不足額を、年金受給期間70歳から90歳までの合計を計算すると、約3千5百万になります。
〈計算式〉 14(万円)×12(ヵ月)×20(年)≒3千5百万円
現在の貯金額と3千5百万円の差額を、今から現役で働く間に作る必要があります。
人生90年時代に備える資産形成
日本人の2人以上世帯の平均貯金額は下記の通りです。

このグラフをもとに各世代が今後貯めるお金をまとめると、下記の通りです。
各世代が70歳までに貯めるべき金額(1年に貯めればよい金額)
- 20代:約3180万円(約70万円/年)
- 30代:約3030万円(約80万円/年)
- 40代:約2860万円(約90万円/年)
- 50代:約2390万円(約170万円/年)
はたしてこれだけのお金を、これから貯金していくのは可能でしょうか?
ひとついえることは、とにかく早いうちから備えれば、1年に貯める額は少なくなります。
サラリーマンの「人生90年時代」4つのステージ
人生90年の中には、大きな転換点となるイベントがあり、人生を4段階に区切ることができます。
- 成長期:0歳から就労前の段階
- 就労期:就職開始~子供養育が終わるまで
- 充実期:子供の養育終了~定年退職
- リタイア期:定年退職以降
成長期(0歳~20歳ごろ)
社会に出るまでの準備期間です。
この期間に積み重ねたものが、その後の将来に大きく影響します。
どういった仕事に就くのか、どこで働くのか、中には学校に通いながらビジネスを立ち上げる人もいます。
就労期(20歳ごろ~50歳ごろ)
サラリーマンの多くは学校卒業後に、会社に就職します。
その後、結婚して家族を形成したり、仕事に邁進したり、とにかく忙しい人生のフル回転期間です。
この時期は養育費や、住宅ローン、食費など子供が大きくなるにつれて、生活コストが上がっていくので、金銭的には厳しい期間です。
ですがこの時期から老後に備えて、マネープランを立てていく必要があります。
充実期(50歳ごろ~70歳ごろ)
子育てが終わって、フル回転からギアを下げて、少しゆとりのある生活に移ります。
自分の時間が増えて、やりたいことができるようになります。
充実期がくるまでに順調に資産が蓄えられていれば、この時期は収入が高いのに生活費が下がるので、趣味に使えるお金が増えます。
逆に充実期前に資産が蓄えられていないと、この時期になんとかして貯めるしかありません。
リタイヤ期(70歳ごろ~)
リタイヤ期の送り方は、それまでの人生で築いてきたもののすべてが跳ね返ってきます。
豊かな老後になるのか、日々お金の不安を抱えて暮らすのか。
ここで1つのアンケート結果をご紹介します。

健康や交友関係を抑えて、定年後に後悔することを1位に選ばれたのは、資産運用でした。
将来の自分のためにも、できるだけ早くから資産形成に取り組みたいですね。
人生90年時代に備える資産形成
ゆとりをもって賢く老後の資金を確保するために3つの方法があります。
- 節約で生活費を下げておく
- 定年後にも続けられる副業を始める
- 投資で資産運用を始めよう
それでは一つ一つ詳しく説明をします。
節約で生活費を下げておく
節約をすることは、毎月貯金できる金額を増やすために非常に重要です。
そして持続可能な節約ができると、老後に必要な金額を少なくすることができます。
例えば40歳のサラリーマンが、毎月1万円の節約に成功した場合、90歳まで継続するとこれだけの効果があります。
〈計算式〉 1(万円)×12(ヵ月)×50(年)=600(万円)
より詳しいことはこちらのまとめ記事で紹介しています。
定年後にも続けられる副業を始めよう
サラリーマンの宿命は定年退職ですが、定年後にできる仕事を今から見つけておくと良いです。
年金にプラスアルファで収入があれば、老後に必要な資金がグッと減ります。
そのためには今のうちから、月に1万円でも2万円でも稼げる副業を始めましょう。
例えばお勧めはクラウドワークスで、インターネットビジネスをすることです。
理由は完全在宅でできて、隙間時間を利用できるので、サラリーマンとの相性が良いからです。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
投資で資産運用を始めよう
積立NISAやiDeCoはご存じですか?
税制上有利になる政府が推進している株式投資の制度です。
株式投資は短期では値下がりするリスクがありますが、長期的には定期預金や保険などより高い利回りが期待できます。
例えばアメリカのS&P500という株式指数に投資した場合、どの時点で投資を始めても保有し続けていればプラスになっています。
こちらがS&P500の約100年間のチャートです。

詳しくは別記事で紹介しています。
最後に
日本はこれから世界の長い歴史を見ても、例のない少子高齢化時代に突入します。
現在の年金受給額を計算しているモデルでは、ここまでの少子高齢化率は想定していないので、予想を超える厳しい老後が待っているかもしれません。
そのときに国の制作に文句を言っても何も解決しないわけで、私たちは常に自己責任で判断をする必要があります。
手遅れにならないうちに、節約・副業・投資を開始してみてはいかがでしょうか?
さらに詳しい資産形成に関する知見をこちらの記事でまとめています。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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