S&P500へのインデックス投資は今後も儲かる?将来のリターンは 年収500万円家族が1年で150万円貯めるブログ

S&P500へのインデックス投資は今後も儲かる?将来のリターンは

投資全般

ちまたで良く資産運用で勧められている方法に、S&P500へのインデックス投資があると思います。

つみたてNISAやiDeCoでS&P500のインデックファンドを利用している人も多いと思います。

その理由はS&P500が100年以上の間、平均して年間8%を超える利回りを達成している点にあると思います。

たしかに高い利回りで魅力的な投資先ですが、2021年までにかなり値上がりしたS&P500にこれからも投資するのは本当によい選択でしょうか?

プロローグ 

アヤカ
アヤカ

積立NISAがまた運用益が増えてたよ。

S&P500のインデックス投資をしていて良かったね。

ユウタ
ユウタ

たしかに嬉しいことだけど、長期投資を考えているなら安心はできないよ。

今のS&P500はかなり割高だから、今後もこの値上がりが続くことは無いと思うよ。

アヤカ
アヤカ

え、そうなの?

じゃあ、これからの投資先はどこがお勧めなんだろう・・

この記事の内容を読むとこんなことが分かります。

  • 株価収益率(PER)について解説します
  • 株価収益率PERと投資利回りの関係が分かります
  • 現在のS&P500のPERから、投資の利回りを調査しました
    ⇒現在のS&P500は割高で、今からの投資で得られる利回りは高くありません
  • 今後のおすすめの投資方法を紹介します

著者について

  • 積立NISAでS&P500の投資信託をコツコツ投資継続中です
  • 株式投資経験は15年以上、個別株・投資信託・ETFの取引履歴が多数あります
  • 節約、副業で貯めた資金をコツコツ投資、40歳で資産は4000万円オーバーしました

・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。

著者うなぎのプロフィール
  • 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
  • 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
  • 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
  • 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
  • 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中



S&P500へのインデックス投資は今後も儲かる?将来のリターンは

S&P500のチャート

まずS&P500の直近のチャートをご紹介します。

2021年までは順調に値上がりを続けてきましたが、2022年に入ると不安定な値動きになっています。

S&P500が2021年までにかなり買われ過ぎたことも原因の一つだと考えられます。

買われ過ぎかどうかを判断する指標としてPER(株価収益率)があります。

S&P500インデックス投資のPERとは

PERとは企業の株価の割安・割高を判断するための指標の一つです。

一般的にPERが15倍より低いと割安、高いと割高と言われています。

簡単にイメージするとPERはその会社の株価を、会社の利益で割った数字です。

詳しくは下記の図をご覧ください。

PERとは?
(出展:ZAi ONLINE)

S&P500インデックス投資の予想PER

予想PERとは今期の予想利益をもとにPERを計算したものです。

S&P500に所属しているすべての企業の、利益予想を元に計算した予想PERの推移が下記のグラフです。

水色の線を見てもらうと分かるように、現在の予想PERは約22倍なので、一般的には割高の水準です。

S&P500がこれから儲からない理由とは

S&P500は買われ過ぎている

次にPERと利回りの関係を調べた結果を説明します。

株価が割高ということは、実力以上に会社が評価されているということです。

そのため、普通に考えるとPERが高い会社に投資すると利回りが下がります。

下記のグラフが実際にPERと利回りの関係を調査したグラフです。

横軸がS&P500に投資を開始したときのPER、縦軸が投資から20年後の利回りです。

SP500-20-Year-Returns-Valuations-071017.png
(出展:REAL INVESTMENT ADVICE)

この結果からPERと利回りに高い相関があることが分かります。

そしてPER22倍で投資した場合は、20年後の利回りは平均約3%になっています。

過去100年間の平均利回りの半分にも満たないことが分かります。

この結果を見ると、現在S&P500のインデックス投資は果たして正しい選択といえるのでしょうか?

S&P500はマイナスの年が3割

近年のS&P500の値動きしか見ていないと、必ずもうかるイメージを持ってしまいますが、もっと長期で見るとマイナスの年が3割もあります。

過去195年間の歴史の中で、S&P500がマイナスになった年は全部で57年あります。(約30%)

S&P500に投資すれば必ずもうかるというイメージは必ずしも当てはまらいということです。

アメリカ集中投資が儲からない場合がある

最近の米国株投資ブームの中で、世界株や新興国に投資していると、「なぜわざわざ利回りの低い国に投資しているの?」という質問をされて痛い思いをしたりします。

たしかにここ数年間は米国集中投資がもっともリターンが大きくなりましたが、過去数十年にわたってみると必ずしもそうではありませんでした。

70年代からの投資リターンを地域ごとに比較した結果がこちらです。

(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成

米国株が現在のように好調になったのは、2010年代からでそれまではむしろ下のほうにランクインしていたことが分かります。



あなたの趣味や生活に役立つ情報も【スマートニュース】

今後のS&P500インデックス投資は儲からない?対策を考える

これまでS&P500をとにかく自動積立してきたという人は多いと思います。

では今後S&P500が儲からなくなった場合、どのような対策を取ればよいのでしょう。

私がお勧めする今後の投資方針は以下の通りです。

  • 現金比率を高める
  • ドルコスト平均法で長期投資する
  • 債券に投資する
  • 成長率の高い業種のETFに投資する

現金比率を高める

PERが割安になるまで現金を蓄えて、じっと待つ方法です。

個人投資家は機関投資家と違って、いつでもリターンを追求する必要はありません。

株価が割高な時に無理して投資しなくても良いのです。

例えばPERが20倍超えた状況では、インデックファインドの購入を止めて、次の機会まで貯金する手などいかがでしょうか。

全世界株インデック投資に切り替える

米国株がもうからなくなった時のために、一部を全世界株投資に切り替える方法があります。

つみたてNISAやiDeCoでも、多くのファンドで全世界株投資が可能です。

例えば以下のファンドなどは手数料が無料で、信託報酬0.1144%と同様のファンドの中では低水準になっています。

債券に投資する

株価が割高の現在なら、債券の利回りや安定性は魅力的です。

PERが割安になるまでは債券で保有する方法も一つの手です。

さらに債券は株価が暴落すると、値上がりするので暴落対策としても有効です。

詳しくは下記の記事でご覧ください。

成長率の高い業種に投資する

あくまで株で高い利回りを狙うなら、S&P500より高い成長力を持つ業種を狙うのが良いです。

お勧めはインターネット関連、医療関連です。

これらの業種の企業に分散投資したETFに投資すれば、S&P500に投資するより高い利回りが期待できます。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

   



 

最後に

今回は株価収益率(PER)と株の利回りの関係について説明をしてきました。

そして現在のS&P500は割高になっていて、高い利回りが期待できないことを過去の実績から紹介しました。

また今後の投資方針としてお勧めな方法については、実際に私が実践している方法から紹介しています。

ただし、あくまでこの記事で紹介した内容は過去の実績をベースにしているので、未来を予知することはできません。

一つの投資の判断材料として、今回の情報を判断するかは本人にしかできません。

その判断が5年後、10年後、20年後に良い選択だったと、振り返れたらいいなと願っています。

さらに詳しい投資に関する知見をこちらの記事でまとめています。

このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。

一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。

良かったら気になる記事があれば、こちらから是非お読みください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

※関連記事です

←この記事がお役に立ちましたらクリックしていただけると励みになります
人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ←この記事がお役に立ちましたらクリックしていただけると励みになります
にほんブログ村


【レイコップ】安心の2年保障は公式ストアだけ!


コメント

タイトルとURLをコピーしました