日本人の総労働時間は世界でも多い国だというイメージってありますよね。
ライフワークバランスがいわれるようになった現代でも、まだまだ残業が当たり前の会社が多いのではないでしょうか?
ですが本当は残業する必要のない仕事だったり、上司の評価のために残業して見せたり、無駄な残業がたくさんあると思います。
目先の残業代や、評価のために残業するより、人生を豊かにするために使いたくないですか?
プロローグ

同じ職場の○○先輩なんだけど、急ぎの仕事が無いのに毎日遅くまでいるんだよね。
こっちまで帰りにくくなっちゃうよ。

そうなんだ。
確か年賀状で見たけど、旅行が趣味で大きな家を建てた人だよね。

残業代目当てってことかー。
でもそれって本当にその人のためになるのかな。
もっと良い働き方ってないのかな?
この記事の内容を読むとこんなことが分かります。
- 無駄な残業が発生しやすい職場とは?
- 無駄な残業をしてしまう人の特徴とは?
- 無駄な残業をしてしまうと起こるデメリットを解説します
- 無駄な残業を続ける人の末路を説明します
- 無駄な残業をなくすための働き方を紹介します
- 残業をやめたら始めたいおすすめの時間の使い方
著者について
- 就職した会社で配属された部署で毎月平均50時間残業を10年以上継続しました
- その後、うつ病にかかり休業明けから定時職場に異動しました
- 異動後に副業を開始して毎月、安定収入を得ています
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
無駄な残業はデメリットだらけ!定時で帰るメリットをブログで解説

無駄な残業とは
無駄な残業とは、急ぎではない仕事なのに、わざわざ遅くまで残って働くことです。
あるいは、通常の勤務時間に普通に働いていれば、終わる仕事をダラダラと働いて残業時間に仕上げるというケースもあります。
このような働き方は会社にとって人件費が余計にかかるし、社員だって時間の無駄遣いではないでしょうか?
無駄な残業の種類
無駄な残業の種類には3種類あります。
- 生活のための残業
残業代が生活費に組み込まれているので、とりあえず残業している - 空残業
実際には残業していないのに、残業したように申請している - ダラダラ残業
仕事を効率的にしていないので、残業しないと終わらない - つきあい残業
周りが返らないから帰りにくくて残業している
ではなぜ無駄な残業が起こるのでしょうか?
無駄な残業が発生しやすい職場について考えてみましょう。
無駄な残業が起こりやすい職場とは
以下のような職場では、無駄な残業が発生しやすくなります。
- 残業する人が評価される
- 上司が部下の仕事量を把握していない
- 基本給が低い
- 残業するのに許可が要らない
残業する人が評価される
遅くまで残って働いている人を見ると、プライベートより仕事を優先しているように見えたりします。
上司から見ると仕事に熱心な社員に見えることもあります。
上司が部下の仕事量を把握していない
たいして仕事量が無くても、ダラダラと仕事したり、忙しく仕事をしているふりをしてる可能性があります。
仕事量を把握していないと、上司がそれに気付きません。
基本給が低い
そもそもの給料が低いと、残業代目当てに社員がわざと遅くまで会社に残るようになります。
残業代が無いと生活費が足りないうえに、副業を禁止していたりする会社などは、社員のことを考えていない会社といえます。
残業するのに許可が要らない
上司の承認が不要となると、必然性のない仕事でも残業代目当てに社員が残るようになります。
通常の勤務中はのんびりと過ごして、定時を過ぎることからスイッチが入る社員が現れる可能性も。
とはいえ、このような職場であっても無駄な残業をせずに、定時までに仕事を終わらせる社員もいます。
どのような社員が無駄な残業をしがちなのか検証してみます。
ブラック企業
そもそも残業と通常の勤務時間の区別がない会社もあります。
残業代も出ないのに、会社に残らないといけない職場では心身がやんでしまいます。
会社に入ってから気付いたとしても、できるだけ早く転職を考えましょう。
無駄な残業をする人の特徴
下記のような特徴の社員に無駄な残業が起こりがちです。
- 家族や住宅ローンなどで生活費が必要
- 昇格の見込みがない
- プライベートですることがない
- 雑談ばかり多い
家族や住宅ローンなどで生活費が必要
独身社員と違い、家族持ちの社員の場合、生活費が高く残業代が無いと生活できない人がいます。
家族手当が支給される企業もありますが、実際に家族を養うために十分な金額ではありません。
昇格の見込みがない
管理職に昇格して上を目指している社員は、スキルアップや業績を上げるためにダラダラ仕事をすることがありません。
残業をする場合は、それに見合った成果を出すことを心がけています。
反対に昇格を考えていない社員は、仕事の効率を考えず、不要な残業をしがちです。
プライベートですることがない
このケースの社員の場合、無給であっても会社に居残る人もいます。
休日であっても、家出することが無く会社に出てきて、急用でない仕事に手をつけたりします。
こんな無駄な残業を繰り返していると、残業代や目先の評価を得られたとしても、実はデメリットの方が大きいと思います。
雑談ばかり多い
職場でみんなが必死に作業をしているときに、無駄な雑談をしてくる人はいませんか?
人間の集中力はわずかな時間でも、違うことに注意がむくとリセットされます。
雑談を良くする人は、集中力の低い人なので当然仕事の効率が落ちて残業しないと終わらないことになります。
無駄な残業によるデメリット

無駄な残業で起きている悪循環
本人は気づいていなくても、無駄な残業は確実に悪影響が起きています。
- 生産性の高い仕事が出来なくなる
- 自分のために使える時間が無くなる
- 時給が下がる
- ストレスや疲労がたまって体調を崩す
- モチベーションが下がる
生産性の高い仕事が出来なくなる
効率の悪い仕事が癖になって、いつの間にかテキパキとした働き方ができなくなります。
ベテランになってから、職場で仕事の遅いお荷物扱いされる社員にはなりたくないですよね。
自分のために使える時間が無くなる
自分の趣味や友人関係を充実させることは、人生の幸福度を高めるために大切な要素です。
残業で遅くまで残っていると、プライベートがおろそかになって、暇なときにすることが無いなんて人生になってしまいます。
残業は時給が下がる
残業代がもらえると月給が上がって、得しているように感じますが、時給換算すると下がっているケースがあります。
これは意外と知られていない、本人では気づきづらい弊害です。
こちらで詳しく解説しています。
ストレスや疲労がたまって体調を崩す
若い時は問題なくても、年を重ねていくうちに回復力は衰えます。
翌日に残った疲れやストレスをしっかり取らずに、毎日積み重ねていると、体や心が徐々蝕まれていきます。
中年になったときに体にガタが出てきたり、うつ病にかかったりなんてケースがあります。
モチベーションが下がる
長時間労働をしていると、生活にメリハリが無くなるので、仕事に対して前向きな気持ちが無くなっていきます。
毎日同じ生活を繰り返している感覚のせいで、いつの間にか惰性で仕事をするようになります。
休暇やプライベートを充実させた方が、仕事でもイキイキと働けるようになります。
ではこんな悪循環を繰り返している人は、将来どのようになってしまうのでしょうか。
無駄な残業を続ける人の末路は
目先の残業代や評価のために、無駄な残業を繰り返していると、こんな悲しい未来が待っています。
- 業績悪化で残業が無くなって生活できなくなる
- 上司の評価が下がって、昇進できない
- 後輩に追い越されて、職場に居づらくなる
- 仕事が嫌いなうえに、プライベートも充実していない人生
業績悪化で残業が無くなって生活できなくなる
残業以外に収入源の無い生活をしていると、いざ残業が無くなると生活スタイルを維持できなくなります。
例えば無駄な残業をせずに、管理職に上がっていれば、基本給が高いので生活費に困りません。
上司の評価が下がって、昇進できない
残業している姿は、最初のうちは上司にいい印象を与えるかもしれません。
ですがアウトプットが伴わない場合、必ずどこかでその評価が変わってしまいます。
後輩に追い越されて、職場に居づらくなる
仕事の効率化やスキルアップに励んで、無駄な残業をしない後輩たちにどんどん能力でかなわなくなります。
気付けば上司が後輩になったり、頼ってくる後輩がいなくなっていったりして、自分の居場所がなくなってしまいます。
仕事が嫌いなうえに、プライベートも充実していない人生
モチベーションが低く、決して仕事一筋でもないのに、プライベートを疎かにしてきたので、どちらも充実できなくなってしまいます。
会社を定年退職した後の人生を有意義にするためには、現役のうちから友人関係や、趣味を育てておく必要があります。
こんな未来を回避するために、一体どのような働き方に変えていけばよいのでしょう。
無駄な残業をなくすための工夫

それでは具体的に無駄な残業をなくすための対策を考えていきましょう。
- 仕事が無いなら素直に帰る
- 仕事の効率を意識する
- スキルアップを意識する
- 仕事の断捨離をする
- プライベートで趣味をもつ
仕事が無いなら素直に帰る
今までは急ぎの仕事が無くても、これまでは残業が当たり前になっているかもしれません。
まず定時で帰る意識を持ちましょう。
会社に残るデメリットの方が大きいと分かれば、自然と帰れるようになります。
仕事の効率を意識する
仕事を効率的にできれば、定時前に仕事を完了できるようになります。
人間の集中力は常に高く維持できないので、工夫が必要です。
おすすめの手段をご紹介します。
- 頭を使う仕事は午前中に行う
- マルチタスクをやめる
- 気分が載らないときは、簡単な仕事から取り掛かる
- 集中できる環境を作る(デスクに何も置かない、スマホはオフする)
仕事の時間管理を意識する
仕事の時間管理を意識すると、余計な仕事をしなくなって残業が減ります。
そのためにはあらかじめ何時にどの作業をするか、毎朝その日の最初にスケジュールを立てておくことをお勧めします。
一日のスケジュールの例
- 8時 朝礼とミーティング
- 9時 伝票処理など簡単な事務仕事
- 10時 会議資料の作成
- 13時 営業回り
- 16時 打ち合わせ
- 17時 退社
スキルアップを意識する
即効性はありませんが、日々のスキルアップを重ねると徐々に効果が現れます。
この前は1時間かかった仕事が、今日は10分早くできるようなれば、次第に使える時間が増えていきます。
仕事の断捨離をする
依頼された仕事でも、時間がたつと不要な仕事に変わることがあります。
すべてをこなそうとするのでなく、マストの仕事から取り掛かりましょう。
少し強引ですが、2度同じ依頼をされてから動き出すとか、ある程度時間がたった依頼はシュレッダーにかける方法もありです。
プライベートで趣味をもつ
定時以降に楽しい予定があれば、嫌でも頑張って仕事を終えようとしますよね。
プライベートを充実させることで、仕事を早く終わるスキルが手に入れば、一石二鳥です。
無駄な残業をやめて取り組みたいこと
自分の時間ができても、やることが無いといってダラダラ過ごすのでは、意味がないですよね。
例えばこんなことに時間をつかってはどうでしょう?
家計簿をつけて生活費を見直す
残業代が無くなって、当面の収入が下がる可能性があります。
ですが経済的に不利になるとは限りません。
もしこれまで残業ばかりしていて家計簿をつけていなかったなら、無駄な出費をしている可能性があります。
家計簿をつけて生活費を下げることは、定年後にも効果が続くので、残業代を稼ぐより大きい効果が得られます。
こちらの記事でお勧めの方法を紹介しています。
副業を始める
せっかく残業を辞めたのに、まだ仕事するのと思いますか?
副業と会社の残業はまったく違うものです。
私は定時で働くようになってから、WEBライターを続けていますが、会社の仕事とは違うことを扱っているので、新鮮な気持ちで取り組んでいます。
また自分のペースで仕事を選べるので、追われることなくストレスフリーで収入を得ています。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、良かったら読んでください。
投資を始める
節約・副業で投資に使うお金を作ったからは、資産形成のために投資がお勧めです。
現代は史上例に見ない低金利時代が続いていて、今後も銀行にお金を預けていても、増える見込みがありません。
ですが米国を始め、世界の株価は軒並み上昇を続けていて、自分で上手に運用をしていけば大きな収入を得ることができます。
また投資を始めると経済や政治にも興味が持てたり、自分の頭で次はどんな資産が上昇するのか考えるので、勉強の機会にもなります。
こちらの記事で詳しく紹介しているので、良かったら読んでください。
最後に
最後にこの記事をまとめます。
- 無駄な残業とは急用でない仕事を残業代や、評価目当てにわざわざ遅くまで働くことです
- 無駄な残業が生まれやすい職場は、上司が部下の管理ができていなかったり、給料がもともと低い職場です
- 無駄な残業をしやすい人は「生活費が高い人」「昇格の見込みがない人」「プライベートが充実してない人」です
- 無駄な残業のデメリットは「仕事の能力が下がる」「自分の時間が無くなる」「時給が下がる」「ストレスや疲労がたまる」「モチベーションが下がる」です
- 無駄な残業を続ける人は「残業が無くなって生活に困る」「上司や周囲の評価が悪く、居心地が悪い」「仕事もプライベートも充実しなくなる」という結末になります
- 無駄な残業をなくすためには「定時で帰る意識を持つ」「仕事の効率をあげる」「スキルを上げる」「仕事を選ぶ」「プライベートの用事を作る」を意識しましょう
- 残業をやめて時間が出来たら、「家計簿をつけて節約する」「副業を始める」「投資を始める」ことをお勧めします
かくいう私の会社は日常的に残業が当たり前になっていて、この記事で書いたような無駄な残業をする人が沢山います。
私自身もそういった時期がありました。
10年以上月50時間の残業を続けて、体や心が疲弊した結果うつ病になり、やっと残業を続ける怖さが理解できました。
そして休業経験をきっかけに副業を開始して、定時で働くようになっても経済的に困らない生活を手に入れました。
この記事を読んでいただいた方が一人でも、残業を減らして自分の人生を取り戻せるきっかけになればと思います。
このブログでは節約・副業・投資に関する資産形成に役立つ情報を紹介しています。
一人でも多くの読者の方が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事を読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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