Webライティングを学ぼうとしてネットやユーチューブで調べると、定義が曖昧だったり、人によって違う意見を持っていて困ったことはありませんか?
「沈黙のWebライティング」はWebライティングの基礎から学べて、実践方法まで具体的に解説してあるお勧めの1冊です。
発売は2016年ですが、いまだにAmazonのカテゴリー別ランキングで1位です。
漫画で学べるので非常に読みやすいのがメリットですが、その分本題と離れたストーリーが多く読むのに大変な時間がかかります。
この記事では時間の無い人のために、分かりやすく要約してみました。
さらに詳しく知りたい場所があれば、原作のその部分を読んでみることをお勧めします。
また一度原作を読んだ人が「どんな内容だったっけ?」と、すぐ思い出すときにもこの記事を見れば思い出せるようになっています。
この記事の内容と読むメリットはこんなことです。
・読むと何時間もかかる「沈黙のWebライティング」を10分で理解できます ・Webライティングの基礎から理解が深まり初心者脱却ができます
著者について
- サラリーマンをしながら空き時間にWebライター副業を1年以上続けています
- 投稿した案件は100記事以上です
- 残業の少ない月はライター業を増やして収入のムラ無く生活しています
・この記事を書いている私のプロフィールはこちらです。
- 節約と投資と副業が趣味の40代サラリーマン
- 仕事は原価計算などお金に関する仕事一筋
- 趣味が興じて簿記2級を独学で取得
- 4人家族で生活費は月27万円。資産は4千万
- 35歳でうつ病を経験し、会社に依存しない生き方に挑戦中
「沈黙のWebライティング」を要約。副業Webライターにお勧め!
「沈黙のWebライティング」とは
「沈黙のWebライティング」は2016年に発売された書籍ですが、現在でもアマゾンの「e-コマース」カテゴリーの第1位に輝く人気書籍です。
もともとはインターネット上に掲載されていたものをまとめたものですので、こちらから無料で読むこともできます。
ただし全部で7章からなる長編で、ストーリー部分が長くすべて読もうとすると何時間もかかりますよ。
「沈黙のWebライティング」の特徴
- Webサイトで成果を上げるための文章の書き方をストーリー形式で学べる
- SEO初心者向けに書かれているので安心して読める
- 具体的な文章例が随所に載せてあり、実践しやすい
「沈黙のWebライティング」のストーリー設定
設定は経営危機に悩む温泉旅館。
両親に先立たれて残された兄弟が始めたホームページが、上手く集客に繋がらなくて困っていた。
そこに現れた謎の男、ボーン片桐というウェブマーケッターからSEOライティングについて学んでいく。
温泉旅館の立て直しを阻止しようとする巨大資本との戦いを通して、SEOライターとして成長する兄弟の姿を描いている。
「沈黙のWebライティング」がなぜWEBライターお勧めなのか
WEBライター必読といわれる理由は下記の通りです。
- Webライティングと普通の文章の違いがはっきり理解できる
- 多くの人に読まれる文章の書き方を具体的に示している
- Webライターの技術だけではなく精神的な教育が含まれている
- Webコンテンツ制作の違法行為について理解できる
- Webコンテンツを1から立ち上げる手順が理解できる
「沈黙のWebライティング」の要約

「沈黙のWebライティング」を構成する全7章のストーリーを1章ずつ要約していきます。
第1章 SEOライティングの鼓動
この章の内容は下記の通りです(原文はこちら)
①SEOの定義
Webサイトが検索結果でより上位表示するために行うすべての行動を指します。
②「検索意図」を理解する
グーグルでキーワード検索をしたときの結果は、必ずしもそのキーワードが複数入っているページとは限らない。
それは検索した人が求めているものを”網羅的にまとめた”ページを上位に表示するからです。
理由はグーグルが最高の検索エンジンに選ばれるために、ユーザーに有益なコンテンツを示す必要があるからです。
③マインドマッピングを活用して検索意図を把握する
マインドマッピングはグーグルのキーワード検索ででた上位10位までを解析して、そのキーワードの「検索意図」を把握するための資料です。
それを作ることで検索上位を狙えるコンテンツの設計が可能になります。
④コンテンツの重視すべき点は3つの要素がある
・専門性 ・網羅性 ・信頼性
マインドマッピングの具体的な説明をします。

第2章 解き放たれたUSP
網羅性があるサイト構成にしたときに、次の問題が発生します。
それは多くの選択肢から、いかにして自分が売りたい商品を選んでもらうかです。
この章ではその方法(USP)について解説をしています。 (原文はこちら)
USPを理解する
・USPとは他社にはない独自の強みのこと
・USPを主張する時には信頼性を得るためには客観的で中立な立場をとること
・あくまで読者が自分で納得して選んだと感じるようにすること
・商品を選ぶときに誰か分からない人の口コミや、何の基準か分からない採点は邪魔になる
・選択肢が多すぎると、かえって満足度が低くなる
(「選択のパラドックス」という)
・自社商品を紹介する時は“他社と比べて優れている”という見せ方ではなく、“この商品はうちにしかない”という見せ方にする
第3章 リライトと推敲の狭間に
USPの大切さを理解すると、次の課題が出てきます。
それは商品を購入してもらうには、文章で感情を揺さぶることが大切だということです。
それが「エモーショナルライティング」です (原文はこちら)
エモーショナルライティングは3つのポイントを意識して書く
①感情表現を入れ、自分事化による“共感”を誘発する
- 説明的な文章だと「他人事」になってしまうため、感情表現を用いる
- 文章の発信者が誰かを伝えて、誰の感情なのか明確にする
- 「かぎかっこ」でくくると感情が伝わりやすくなる
②伝えたいことがきちんと伝わるよう、“見やすさ”や“わかりやすさ”にこだわる
・見やすく読むのに疲れない文章にする
・句点で改行して文頭を揃える
・漢字とひらがなのバランスに配慮する
・「この」「その」「あの」などの代名詞を減らす
・箇条書きで整理して見せることで読者の負担を減らす
・見出しを用いて文書校正を整理する
・要らない言葉や表現をカットして、文章は簡潔にする
・感情表現を入れて、共感を誘う
・論理的に飛躍や破綻していない分かりやすい文章にする
③冒頭分で伝えたいことをまとめる
・記事の更新日を書いて、情報が新しいことを示す
・記事が誰に向けて書かれた記事か明らかにする
・記事に書かれている内容を簡潔に要約する
・記事に目次を設置して、どんな情報が書かれているか分かるようにする
・著者を明らかにして、読み手に共感しやすくする
第4章 愛と論理のオウンドメディア
オウンドメディア(自分で立ち上げから運用管理まで行うサイト)を立ち上げるときの手順を説明した章です。
内容は以下の通りです。 (原文はこちら)
オウンドメディアの立ち上げ
①サイトが狙うキーワードを決める
- 「キーワードプランナー」というツールを使うと、そのキーワードの月間検索回数が分かる
- 検索回数が多くても競合が強い場合は、自分がそれ以上のサイトを作れるか考える
②キーワードを選定したら検索上位1位から10位までのサイトを分析する
- 他サイトの分析して、オウンドメディアを論理的思考のもとで設計する
- 思いつくまま、感情のままに記事を書くことがオリジナリティーではない
- 相手が求めるものを考え抜くには誠実さ、愛情が必要となる
第5章 秩序なき引用、失われたオマージュ
(原文はこちら)
他サイトの著作物引用する場合の注意
- 著作物は製作者の思いが込められているため、相手への尊重を持つ
- 引用元を記載するだけでは不十分の可能性がある
- 十分な配慮が必要(連絡を取って許可を得るなど)
サイト全体のプランニング
①~⑦までの手順でサイトを自分の希望に合うように設計する
①コンセプトの決定
- どんな目的で立ち上げるのか?
- どんな記事を投稿していくのか?
- どのように運営していくのか?
- どのように集客していくのか?
- どんなキャッチコピーにするのか?
- どんなサイトタイトルにするのか?
②CMSの選定
- WordPress ・・世界シェア1位の人気CMSで、使用方法のマニュアルがすぐ見つかる
- はてなブログ・・はてなブックマーク、はてなニュースでユーザーが集まりやすい
- note・・写真、イラスト、音楽、動画などを投稿できるシンプルなCMS
③レンタルサーバーの選定
- 共用サーバーと呼ばれる月数百円~数千円のサーバーは、複数のユーザーで共用しているため、サーバーのリソースを取り合い負荷が高くなる傾向がある
- 専用サーバーは費用は高いが、膨大なアクセスでも処理速度が落ちずらい
④サイトデザイン
- オウンドメディアは記事が主役になるため、文章が読みやすいデザインを心がける
- ロゴを印象的にすれば本文がシンプルでも記憶に残りやすい
⑤記事のプランニング、⑥記事の作成
記事の作成は自分で書く以外の選択肢もある。
その場合はマインドマップで記事の内容を共有しておくと良い
- 自分で書く、もしくは自社のスタッフが書く
- ライター系の制作会社(プロダクション)に頼む
- 個人のプロライターに頼む
- 個人のブロガーに頼む
- クラウドソーシングを使っているライターに頼む
⑦解析ツールの導入&運用
記事を公開したら、その記事について以下のような内容を解析する
解析ツールは「Google Analytics」や「Google Search Console」、「Ptengine」、「GinzaMetrics」といったツールがある
- 狙ったキーワードでの検索順位
- ページビュー数
- ユニークユーザー数
- 滞在時間
- 精読率(ヒートマップにおけるスクロール深度)
- ソーシャルメディア(TwitterやFacebook)でのシェア数
- 外部のブログなどでの言及数
- 検索結果上でのクリック率(CTR)
- リピート率
- コンバージョン(成約数)もしくはアシストコンバージョン(間接的な成約数)
第6章 嵐を呼ぶインタビュー
この章ではインタビュー記事の書き方を説明しています。 (原文はこちら)
取材を成功させるためのポイント
①取材前
- ライターに依頼する場合は第一印象が良く、インタビュー記事の実績がある人を選ぶ
- 写真撮影の許可を取る
- 下調べを入念にする(相手への敬意を持つ)
- 取材の目標を立てて、質問リストを用意する
②取材当日
- レコーダーを使用する許可を取る
- 雑談で緊張を緩和する
- 相手との共通点を探す
- 相手のペースで話を聞く
- 「つまり~~ということですね」など相槌で話への関心を示す
- 相手が答えに詰まっても、焦らずに待つ
- 取材は「相手から教えて貰う」という立場で話を聞く
- 相手の言ったことを深堀する(適度にする)
③取材後
- 記事が公開されるスケジュールを伝える
- 取材後に新たな情報を得る可能性があるのでリラックスしない
- 編集・脚色の許可をもらう
- 録音したファイルや撮影した写真を必ず確認する
- 取材したその日のうちにお礼のメッセージを送る
- 記事に起こすときは会話を書き写すのではなく、読みやすく編集する
第7章 今、すべてを沈黙させる・・・!!
この記事ではバズる記事の書き方を説明しています。 (原文はこちら)
バズる記事の書き方
①共感層の巻き込み
- 世の中にある特定の感情に訴えかけて、同調を誘いSNSで拡散効果を狙う
- 共感層が持つもやもやした感情を刺激する
②「客観性」の担保
- 記事の信ぴょう性を持たせるために客観性が大切
- 自分だけの意見でなくて、大勢の人が同意見を持っていることを示す
③コミュニケーションにつながる演出
- 拡散を意識した文章はユーモアを交えて突っ込みやすくする
- 自分の意見を結論にするのではなく、読者の発言を誘う
- 読者に上から目線を持たせることで自分が叩かれる危険を減らす
最後に
この記事のまとめです。
- Webライティングの基礎はマインドマップで「検索意図を把握する」ことが重要
- 客観的、中立的な立場で「USP」を主張する
- 「エモーショナルライティング」で共感を得る文章表現をする
- 著作物の引用は相手への敬意をもって慎重に行う
- サイトのプランニングは①コンセプトの決定、②CMSの選定、③レンタルサーバーの選定、④サイトデザイン、⑤記事のプランニング、⑥記事の作成、⑦解析ツールの導入&運用を行う
- インタビュー記事は相手への関心、敬意を持って取り組む
- バズる記事は感情を刺激するために、記事の客観性を保ち、読者の発言を誘う
Webライティングの基礎知識はこの一冊で十分に学ぶことができます。
私自身もこの本で学んだことをいかして現在副業でWebライターの仕事を続けています。
知識を学ぶことが大切ですが、実践しながら覚えていくのが一番の近道です。
大切な知識を吸収したら、今度は自分の体に覚えこませていきましょう!
こちらの記事で副業に関する、さらに詳しい知見をまとめています。
このブログでは他にも生活に役立つ節約アイテムを紹介しています。
節約を始めるための手順をはじめ、資産形成に役立つ考え方を紹介しています。
一人でも多くの読者が、今日から豊かな人生設計を始めるきっかけになればと思っています。
良かったら気になる記事を読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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